敗訴のペ・ヨンジュン、保有株式評価額もピークの８分の１に

ペ・ヨンジュンが２２日、総合所得税取り消し訴訟で敗訴し、ペ・ヨンジュンが最大株主であるコスダック上場企業「キーイースト」の株価に関心が集まっている。

水原地裁は２２日、ペ・ヨンジュンが０５年の総合所得税２３億２７００万ウォン（約１億８０００万円）のうち２億３０００万ウォンを除いた２０億９５８８万ウォンの取り消しを求めて利川（イチョン）税務署長を相手に起こした訴訟で、原告の請求を棄却した。

キーイーストは１９９６年１０月に設立され、０３年１１月にコスダック市場に上場した総合エンターテイメント会社。芸能人マネジメントのほか、映像コンテンツ企画・制作、イベント・公演などの事業を行っている。最近ではＫＢＳ（韓国放送公社）ドラマ「ドリームハイ」を制作したノウハウを生かして音盤事業にも進出する計画を明らかにした。代表的な所属芸能人は俳優のペ・ヨンジュン、イ・ジア、ポン・テギュ、チェ・ガンヒ、歌手のキム・ヒョンジュン、ファンヒらがいる。

キーイーストは昨年、売上高１６２億１９００万ウォンに３億５１００万ウォンの営業利益を出した。今年１－３月期は変更されたＫ－ＩＦＲＳ（韓国採択国際会計基準）基準で売上高７６億２４００万ウォン、営業損失７億６６００万ウォンを出した。

キーイーストの株価は０７年８月の１万５０００ウォン台をピークに下降曲線を描き、２３日現在２９００ウォン台。ペ・ヨンジュンの株式評価額も大きく減った状態だ。ペ・ヨンジュンは今年３月末基準でキーイースト株４３８万株（３４．６％）を保有、一時１０００億ウォンを超えていた株式評価額は現在約１２７億ウォンとなっている。