韓国政府、原発汚染水放出を受け特別チーム設置へ

【ソウル６日聯合ニュース】韓国政府は６日,　東京電力が福島第１原発からの放射性物質を含む水を海に放出していることに対応する特別対策チームの設置を決定した。

　外交通商部によると、政府は同部を中心に同日、対策会議を開き日本の放射能汚染水の放出問題に当たる対策チームの設置など、政府を挙げて対策を講じることを決めた。

　会議では汚染水の放出に対する国民の不安を解消するため、日本側との迅速な情報共有が必要と判断、情報共有できるチャンネルの確保や政府レベルでの対応策について議論した。対策チームで外交通商部は日本との交渉と関連国際法の解析を担当する。

　一方、日本の外務省は６日午前、在日韓国大使館の参事官に放射能汚染水の放出現況を説明し「今後、周辺海域に対し、さらに徹底したモニタリングを実施。基準値を超える恐れがある場合、放出の見直しをする」との立場を韓国に伝えた。

　韓国が放射能汚染水の放出に対して事前通報を受けなかったことについて、外務省は「韓国の懸念と指摘を十分に理解する」とし、今後は迅速かつ円滑に情報を提供する」と約束した。

　外務省はまた日本が米国政府に事前通報をしたという一部の報道について、「事前通報を受けた国はない」とし、汚染水の放出関連の説明をするのは韓国が初めてだと述べた。