コネストの目！ニュースで見る韓国～2010年秋編～

着弾により黒煙が上がる延坪島

北朝鮮の金剛山(クムガンサン)では、朝鮮戦争などで生き別れになった家族が対面を果たす、南北離散家族再会行事が13カ月ぶりに行なわれました。朝鮮戦争から60年となり、参加者の高齢化が著しい再会行事。10月末の第１陣では北朝鮮側申請者97人と韓国側家族436人が、続く11月初旬の第２陣では韓国側申請者94人と北朝鮮側家族207人が再会しました。北朝鮮・朝鮮赤十字会の関係者は、「再会事業を今後も継続していく姿勢に変化はない」としながらも、「皆が力を傾け、南北の対立と緊張が続く歴史を繰り返してはならない」と主張しました。

1997年の初実施以降、志願者数が年々増加傾向にある韓国語能力試験。近年は韓流ブームの波もあり、その増加幅が特に顕著になっています。試験実施場所もアジアをはじめ、南米や欧州、アフリカまで全世界に拡大。特に韓国で就職を望む人が多い東南アジアでは、韓国語ブームが起きており、試験当日には不正防止に備えて警察や軍が出動する国もあるほどです。

2009年のクォン・サンウ、2010年春のチャン・ドンゴンと、韓流スターたちが続々とゴールインするなか、2010年秋もおめでたいニュースが飛び込んできました。10月初旬、突然の結婚発表を行なったのは、ドラマ「美しき日々」などで人気を博してきた俳優リュ・シウォン！お相手は、９歳年下で韓国舞踊を専攻する一般女性です。結婚発表は当初2011年春に行なう予定が、花嫁の妊娠発覚もあって前倒ししたそう。挙式は10月末に南山(ナムサン)のグランドハイアットソウルで行なわれ、芸能界仲間や各界の名士など多くの招待客に加え、はるばる日本からお祝いにかけつけたファンの姿もありました。

もうひとつ、この秋、韓国のスポーツファンを大いに楽しませたのが、11月に中国・広州で開催されたアジア大会でした！45カ国・地域から１万４千人あまりが参加し、過去最大規模での開催となった今大会。韓国は当初の予想を大きく上回り、金メダル76個を獲得して総合２位に輝く大健闘を見せました。水泳のパク・テファンは、アジア大会で２大会連続の３冠王を達成、射撃のキム・ユンミは妊娠７カ月という身重の体で見事金メダルを手にしました。また、野球では米クリーブランド・インディアンスのチュ・シンスが猛打を見せつけ、チームの優勝に大きく貢献。16日間にわたる熱戦では、感動の名場面が数多く生まれました。

３冠王の偉業を成しガッツポーズのパク・テファン ▶