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第37回~三澤良一さん(韓国日本電産)

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日本電産株式会社は精密小型モータで世界トップシェアを誇る企業です。私たち一般消費者には直接馴染みがないように思えますが、パソコンやAV機器、OA機器、家電、自動車分野など、毎日の生活で触れるありとあらゆるものに使われています。海外ではNidec(ニデック)の愛称で知られ、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地に販売・生産拠点があります。その中のひとつ、韓国日本電産で韓国語を駆使する営業マンとして活躍しているのが三澤良一さん。韓国で働くのが長年の目標だったという三澤さんに江南 (カンナム)のオフィスでお話を伺いました。
名前 三澤良一(みさわ よしかず)
勤務先 韓国日本電産株式会社
年齢 42歳(1967年生)
出身地 大阪府
在韓暦 4年11ヶ月
経歴 1996年から1年間、当時の勤務先であった金融機関からの派遣で延世大学語学堂に留学。2005年より韓国日本電産株式会社に勤務。三星電子、LG電子などのメーカーを顧客として主にDCモータの営業を担当する他、韓国市場の調査、新需要の開拓などを担っている。ADF営業部次長。
韓国語をはじめるきっかけは「憧れの人と話がしたい!」
私はボクシング観戦が趣味で元WBC世界ジュニアフライ級チャンピオンのチャン・ジョング選手のファンでした。80年代に活躍し、具志堅用高選手の世界防衛記録を塗り替えた人でガッツのある闘い方から日本人ファンも多いです。

いつかチャン・ジョング選手と話してみたい、という思いから韓国語に触れるようになりました。本格的に韓国語を勉強したのは96年からです。当時勤めていた金融機関で語学留学派遣者の募集があり、1年間延世大学の語学堂で勉強しました。
1年の留学では日常会話レベル(韓国語能力検定試験4級程度)なので、帰国後、韓国語の本を読んだり、日本在住の韓国人を探して会話練習をしたり、随分勉強をしました。金融機関で融資先を開拓する営業を担当しており、韓国でも同様の仕事がしてみたいと思い応募した語学留学派遣でしたが、その後、会社の事情が変わり、なかなか機会に恵まれませんでした。

そして海外業務からの撤退が明らかになり、韓国に行く機会がなければ機会があるところで働きたいなと思い始めたところへ、韓国日本電産との縁があり、2005年の2月にソウル赴任となりました。
韓国語を使っての営業活動で充実した日々
私が主に担当しているのはパソコンなどコンピュータ機器用のCD-ROMドライブやDVD-ROMドライブなどの光ディスクドライブで使われる小型ブラシレスDCモータです。韓国で光ディスクドライブを生産している三星電子、LG電子の2社は生産量で世界的にも1位、2位です。

会社の方針として現地エージェントにまかせっぱなしにするのではなく、自社の営業が顧客対応をすることになっています。カスタムメイドで量産品である製品の特性上、開発から生産、デリバリーまで細かな調整が必要となるからです。ただし、日本人だけでは難しいので現地エージェントとパートナーシップを組んで営業活動を行なっています。
サムスン本社ビル・江南(カンナム)
サムスン本社ビル・江南(カンナム)
LG本社ビル・汝矣島(ヨイド)
LG本社ビル・汝矣島(ヨイド)
三星電子、LG電子などは開発を韓国国内、生産を中国やフィリピンで行なっています。そのため、海外での生産状況を調べたり、時には問題対処のために現地工場を訪ねたりもします。お客様が作ろうとしている製品にふさわしいモータを我々が開発、生産、供給していく過程を円滑に進めていくのが私の仕事です。

しかし韓国語を話せても、時としてお客様が私を「外国人」として見ていることを感じます。私が取れなかった情報をパートナーが取ってくることがあり、国籍の壁は厚いですね。
しかし、それは仕方のない部分でもあり、逆にパートナーと日韓コンビであることを生かして、例えば交渉の場で私が憎まれ役をすれば、パートナーがなだめ役をするというシナリオを作って交渉に臨みます。漫才みたいなものですよ(笑)。私のパートナーは非常に能力が高いので助けられていますし、韓国語を使って営業活動をするという希望が叶って毎日が楽しいです。
私は文系の出身で、物理や科学が大の苦手でした。入社当時から現在に至っても製品への理解や技術的な知識を得ることに苦労しています。モータのシャフトにある歯がどれくらいの間隔で何個ある、という内容を韓国語で表現する以上に技術的な打合せ自体が大変です。

お客様にも随分教えて頂きました。また、韓国の企業は変化が早い。先回りして情報収集し予測を立てておかなければなりません。カスタムメイドなので他に流用できないため、変化についていけなかった時のダメージやロスは大きいです。

入社してすぐは戸惑いもありましたが、半年位した時にお客様の要望や要求のもととなる背景や理由を考えた上で、お客様に対応していけばいいと閃いた瞬間がありました。

以来、それは私の営業スタイルとなり、人から見れば大したことがないかもしれませんが、その時に嬉しくて頑張ろうと強い気持ちを持つことができたので、今でも強く印象に残っています。

仕事は大変な面もありますが、お客様に対して的確な提案ができるように考えていく作業は楽しいですね。
「日本電産」紹介本がビジネス書のベストセラーに
ベストセラーとなった「日本電産の話」
ベストセラーとなった「日本電産の話」
日本電産を紹介した「日本電産の話(イルボンジョンサンイヤギ)」(キム・ソンホ著)が2009年に韓国で出版され、ベストセラーとなりました。不況の時代に10倍成長を遂げた会社として取り上げられ、話題となりました。

韓国も景気が低迷していた時期だったので、タイミングがよかったようです。書店に行くと山積みで置かれ、龍山の大型スーパーにもありましたよ。

所用である有名ホテルに行ったら「御社のことはよく知っています。この本は研修で使っています」と言われたり、社長の永守が来韓時にお取引先を訪問したら社員の方が「サインしてください」と来られたり。お陰で韓国での知名度が飛躍的に上がりました。
正直?移り気?予測のつかない韓国ビジネス習慣
営業の仕事は日本でも韓国でも基本は一緒で、お客様のニーズに真摯に応えようと一所懸命対応し、その対応に間違いがなければ成果は出ると思います。ただ、日韓の大きな違いは顧客と取引先という関係が上下関係として明確に位置づけられていることです。

日本ではお客様が我々をパートナーとして認めてくださった場合は、その関係や約束事項などを守ろうとします。韓国では関係づくりができていると思っても、例えば価格交渉などで非常に激しい揺さぶりがあったりします。

また面倒なことは取引先に頼んでしまえという風潮があり、それに対応すべき場合としなくてよい場合の見極めが必要になります。その点においては金融機関時代の営業経験が役に立っていると思います。

韓国の男性は好きな女性ができると熱心に口説いて尽くしますが、結婚すると手のひらを返したように亭主関白になると言われることがありますが、ビジネスの場でも態度の豹変に戸惑うことがあります。

正直に言ってなかなかこの風土には馴染めませんが、こういうものだ、よくあることだと思って乗り切っています。
また韓国の会社組織では人事考課に対して非常に神経を使うので、個人成績に敏感です。お客様から突然の変更や要求があって驚いていると、つまりは人事考課が関係していたということがあります。

悪く言えば振り回されますが、会社や組織に対する考え方や風土が違うので、対応できる戦略を常に考えて備えておくようにしています。韓国人とのコミュニケーションの中で、ビジネス習慣の違いや国籍の壁を感じることがあり、受け入れてもらえないと不満に思うこともあります。
しかし、立ち止まって考えてみれば、日本人も自分と同じ国籍以外の人をなかなか受け入れない側面を持っています。私自身も日本に戻れば外国人に対して同じことをやっていると思うので、立場が変われば同じですね。
休日はボクシング三昧、通訳・翻訳者として活躍
日韓両方の選手を取材
日韓両方の選手を取材
週末はボクシング観戦や関連行事によく行きます。実はソウル赴任前にボクシングの試合を観戦するために度々韓国を訪れており、韓国のボクシング雑誌の編集長と知り合うようになりました。その縁で取材や情報収集を手伝っています。

雑誌に寄稿したこともあります。もちろん趣味なのでボランティアですよ。2006年にWBC世界フェザー級王者のチ・インジン選手に越本隆志選手が挑戦する試合があり、韓国の雑誌社からは越本選手の取材を、日本の雑誌社からはチ・インジン選手の取材を頼まれたことがあります。
韓国語ができるからこその貴重な体験でした。通訳や翻訳によって、韓国語でのボクシング用語や表現を学ぶことができて勉強になります。こうした仕事は、以前は日本語を話せる韓国の年配の方、その後、脱北者を取材しているビデオジャーナリストの石丸次郎さんがされていましたが、年配の方は引退し、石丸さんは報道専門になったので、やる人がいないんですよ。だから私がお手伝いをしています。韓国のボクシング界に知り合いも増えて、行事や集まりに呼んでもらえるようにもなりました。私はただのマニアです(笑)。
世界チャンピオンになる前の

亀田興毅選手と
世界チャンピオンになる前の
亀田興毅選手と
両者元WBCスーパーフェザー級チャンピオンの徳山昌守氏(写真右)とチョ・インジュ氏
両者元WBCスーパーフェザー級チャンピオンの徳山昌守氏(写真右)とチョ・インジュ氏
チェ・ヒョンミ選手

(WBA女子フェザー級チャンピオン)
チェ・ヒョンミ選手
(WBA女子フェザー級チャンピオン)
その他には免税店ショッピングも好きです。駐車しやすいので新羅免税店やウォーカーヒル免税店によく行きます。日曜日の午前中は人も少なくてゆっくりできます。

買物はしても出国するまでに時間があるので、商品はなかなか受け取れませんが。昨年の円高の際にはソウル市内の免税店をこまめにチェックしていました。
韓国での市場拡大のために。ガッツのある人、大募集!
事務所のスタッフと
事務所のスタッフと
私のもうひとつの役割には市場開拓があります。モータを使うアイテムは非常にたくさんあり、韓国市場の可能性は大きいです。今後の目標は日本電産の取り扱いモータによる韓国市場の完全制覇をしたいです。

自動車や家電、OA機器などの分野もまだまだ営業していかなければならないし、医療機器メーカーなど思いもよらないところから問合せがあり、製品化したこともあります。電気自動車になればエンジンがモータになるように新たな需要はまだまだ見込めます。新需要を逃さないようにしっかりと市場の動向を掴んでいきたいです。
韓国を楽しむコツは行動範囲を広げることです。いろんな物を見て、新しいものに出会うと興味も湧き、韓国を知るきっかけになるので時間を作ってでも出かけて欲しいです。韓国にいるからには韓国を知ろうとする努力が必要だと思います。

だから日本人スタッフと一緒に出張などの機会があれば、仕事だけでなく地方のグルメや雰囲気を感じられる場所に案内しています。ガイドブックには載っていないような場所も探索するといいのではないでしょうか。
私自身、いつか韓国で働きたいと思って実現するまでに随分時間がかかりましたが、アンテナを常に張り巡らせておけば機会はあります。きっかけを探すのに苦労しますが、実は活躍の場は少なくないと思います。

例えば韓国日本電産にも人材はいくらでも必要なので、意欲のある人はホームページを通じて応募していただきたいです。但し、韓国が好き、韓国語が話せるだけでは務まりません。
出来ないことを出来るようにするためにどうすればいいか一所懸命考えて行動する人、韓国企業のスピードと変化についていくだけのガッツや精神力、タフネスがある人、大募集です。一緒に韓国で働きましょう。
★三澤さんおススメのお店★
接待や付き合いでの酒席が多いという三澤さんにとって、ランチタイムはへジャン(解酲、二日酔いをさますこと)タイムでもあるそうです。ルネッサンスホテルの裏にあるフグ料理専門店「ミボッ」では昼の時間は手軽な価格でフグを味わえるへジャンクッ(6,000ウォン)があります。

メウンマッ(辛い味)、チリ(辛くない透明のスープ)、チュッ(お粥)の3種類から選択。この日はチリを頂きましたが、プリッとした身のフグとセリやもやしがたっぷり入り、すっきりとした味です。付け合せのオイ(キュウリ)キムチもおススメ。
「ミボッ」
住所:ソウル市 江南区(カンナムグ) 駅三洞(ヨクサムドン) 672-31
電話番号:02-556-5331
インタビューを終えて・・・
取材数日後、ボクシング雑誌の取材の通訳として、ついに憧れのチャン・ジョング氏と会えたと三澤さんから連絡を頂きました。左の写真はその時の貴重な一枚。

韓国で営業マンとして働く、チャン・ジョング選手と会う、目標として掲げていたことを次々と叶えた三澤さんですが、その原動力は長い時間がかかったとしても、できるまでやり抜くという意志と熱意に他ならないと思います。
「私の会社での役割は助さん格さんですね」と冗談めかしておっしゃっていましたが、ビジネスではフットワークも軽やかに大事な場面で頼れる存在であると共に、日本人スタッフにとっては韓国語や韓国生活の面で困った時の強力な助っ人であることは間違いないようです。韓国日本電産では人材大募集中とのこと。我こそはと思う方は三澤さんと一緒に韓国で働くことにぜひ挑戦してみてください。
韓国日本電産株式会社
日本電産株式会社の韓国販売拠点として1999年に設立。世界シェア75%という日本電産を代表するHDD用スピンドルモータをはじめ、IT、家電、自動車、OA機器、AV機器などに使用される各種モータを販売している。主な取引先に三星電子、LG電子、シンドリコー、ウンジンコーウェイ等。
住所:ソウル市江南区(カンナムグ)駅三洞(ヨクサムドン) 677-25 クンギルタワー16階
電話:02-527-8760
ホームページ:http://www.nidec.com/ja-JP/
  最終更新日:10.02.18
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