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韓国の食文化と食事マナー

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サムギョプサルタッカルビビビンバ参鶏湯(サムゲタン)…と、日本でも大人気の韓国料理。日本と最も近い外国だけに、似通った食文化を持つ韓国ですが、やはり所変われば文化も変わる。日本とは異なる食事マナーや習慣があります。

韓国旅行で韓国グルメを存分に満喫するために、旅行者がぜひ知っておきたい食事マナーから、知れば楽しい韓国の食文化まで紹介します。
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基本的な韓国の食事マナー
箸とスプーンは金属!置く時は縦に揃えて 
韓国では食事の際、ステンレス製の箸(チョッカラッ)とスプーン(スッカラッ)を使用します。

並べ方にも特徴があり、膳の右側に縦に揃えて置きます。このとき、箸は右側に、スプーンは左側に来るのが正しい並べ方です。
ご飯と汁物はスプーンで、おかずは箸で
スプーンはご飯や汁物、水キムチなどを食べるときに、箸は汁気のないおかず類を食べるときに使います。

スプーンと箸は、どちらか一方を使い、使わない方は食卓に置くのがマナー。食事中に箸を休めるとき、箸を器の上にのせる「渡し箸」はNGです。
食事中はできるだけ音を出さずに食べよう
食事中にクチャクチャと食べる音をさせるのは韓国でもマナー違反。

麺類も他の料理と同じく、できるだけ音を立てずに食べるのが好ましいとされています。韓国も麺料理が豊富ですが、食べる時は音は控えめに。
目上の人が箸をつけてから食べ始める
儒教の精神に基づき、日常生活で年長者を敬う習慣のある韓国。食事においても、目上の人より先に箸をつけるのはマナー違反になるので注意しましょう。

目上の人と一緒の食事の席でタバコを吸ったり、大っぴらに飲酒したりするのもNGです。
日本ではNG!韓国ではOK!の食事マナー
器は手に持たず食卓に置いたまま食べる 
茶碗やお椀を手に持って食べる日本に対し、重くて熱を通しやすいステンレス製の食器が使われる韓国では、器は食卓に置いたまま、スプーンで食べる習慣があります。特に年配の人々には「食器は手に持って食べない」という意識が強く残っているようです。

膳が遠くて置いたまま食べるには不便な場合など、状況によっては器を手にすることもあります。
シェアする時の基本は直箸!取り皿は無いことも
鍋料理や大皿料理を取り分ける時、日本では取り箸を使うのがマナーですが、韓国では直箸で取り分けたり、各自が直接箸やスプーンでとってそのまま口に運ぶことが日本ほど避けられていません。親しい人同士であれば、ホールケーキも切り分けず、そのまま大勢でつついて食べることもあります。

ただコロナ禍以降、韓国の人達の中にも直箸などを避ける傾向の人も増えました。同席の人達にひと言断るのが礼儀でしょう。

また飲食店では取り皿が用意されないことがあるので、必要なときは「アッチョッシ チュセヨ(取り皿ください)」と言います。
あぐらをかいての食事が韓国式
座敷の場合、男女ともにあぐらをかいた姿勢で食事をしても構いません。

また、韓国ドラマでよく目にする、女性が片膝を立てて食事をするシーン。あれはチマチョゴリ(韓服、ハンボッ)を着たときの座り方から来ていると言われ、マナー違反ではありません。
スープにご飯を入れて食べてもOK 
日本では汁かけご飯は「ねこまんま」と言われマナー上よくないとされますが、韓国では問題なし。クッパ(スープご飯)は人気の韓国料理です。

スープの中にご飯を入れるのが原則なので、逆にならないようにしましょう。
「箸渡し」はタブーではない
箸から箸に食べ物を渡す「箸渡し(移し箸、拾い箸)」は、日本ではお葬式を連想させるため、タブーとされていますが、韓国ではマナー違反ではありません。韓国ドラマや韓国での食事中に見かけて、驚く人も少なくないようです。
韓国の食文化・食生活
主食は日本と同じ「米」
日本同様、韓国でも食文化の主役は米。ご飯を主食としながら、肉料理や魚料理、野菜を使った料理などが加わり、栄養バランスの取れた献立が特徴です。

韓国の米は日本同様粘り気があって炊いて食べるのに適しており、お粥にしたり炒めて食べたりと様々な米料理があります。
雑穀を混ぜて炊かれることも多い
雑穀を混ぜて炊かれることも多い
鍋のシメは炒飯(ポックンパッ)が定番
鍋のシメは炒飯(ポックンパッ)が定番
きしめんに似たカルグクスなど、小麦や蕎麦などの穀物を素材とする麺類も一般的
きしめんに似たカルグクスなど、小麦や蕎麦などの穀物を素材とする麺類も一般的
唐辛子・にんにくや香味野菜を多用 
唐辛子に含まれるカプサイシンは脂肪燃焼効果も
唐辛子に含まれるカプサイシンは脂肪燃焼効果も
韓国料理独特のピリっとした辛さと赤いカラーを演出するのが唐辛子。生のまま、あるいは粉状にして調味料としても多用される香辛料です。

また、韓国料理はにんにくやネギ、生姜など香味野菜がたくさん使われるのも特徴。特に、にんにくの消費量は多く、韓国料理がスタミナ料理と言われる理由の1つでもあります。
キムチ、マッコリ、調味料!発酵食品が豊富 
韓国料理は発酵食品が豊富で、韓国を代表する食べ物、キムチもその1つ。他にも調味料や、マッコリといったアルコール類まで多岐に渡ります。
韓国人の食生活に欠かせないキムチ
韓国人の食生活に欠かせないキムチ
マッコリは米などの主原料を蒸してから乾燥させ、麹と水を加えて発酵後、濾すとできあがり
マッコリは米などの主原料を蒸してから乾燥させ、麹と水を加えて発酵後、濾すとできあがり
中でも韓国料理の味付けに欠かせないのが大豆発酵食品。 韓国でも基礎調味料として、カンジャン(醤油)テンジャン(味噌)がよく使われます。見た目は日本のものと変わりませんが、実際に口にしてみると味や香りが微妙に異なります。

大豆を原料とした発酵食品は、他にも唐辛子粉を加えて作るコチュジャン(唐辛子味噌)や、納豆に似た見た目と匂いのチョングッチャン(清麹醤)があります。
醤油は汁物用や煮物用など種類が豊富
醤油は汁物用や煮物用など種類が豊富
韓国味噌は荒めにつぶした豆が特徴
韓国味噌は荒めにつぶした豆が特徴
ビビンバに欠かせないコチュジャン
ビビンバに欠かせないコチュジャン
韓医学に基づく「薬食同源」の考え方 
高麗人参やなつめなど韓方食材が入る参鶏湯
高麗人参やなつめなど韓方食材が入る参鶏湯
韓国には古代中国の医学を基に独自に発展した韓医学という伝統医学があります。「薬食同源(良い食べ物は良い薬となり良いからだを作る)」は、自然治癒力を高めることを目的とする韓医学の重要な考え方の1つ。現代の韓国料理にも、韓方を使った料理や薬膳料理として、その考え方が生きています。
おかずがたくさん!無料でおかわりOK 
おかず無料の文化は果たしていつまで続くのか!
おかず無料の文化は果たしていつまで続くのか!
韓国の食堂では料理を注文すると、キムチやナムルなどのおかず(パンチャン)がたくさん出てきます。これは、お客さんにはたくさんの食材でおもてなしを、という韓国ならではの食文化からきています。

おかわりするときは「パンチャン チョム ト ジュセヨ(おかずをもう少しください)」と言えばOKです。

以前はおかわり無料でしたが、物価高騰のあおりを受けて「おかわりは1回まで」など制限を設けるお店も増えてきました。
「食べ方」に韓国グルメの美味しさの秘密あり
「包む」こそ韓国グルメの醍醐味
焼肉、刺身、うなぎの蒲焼きまで…。韓国では肉や魚を、サンチュやエゴマの葉などの葉野菜で包んで食べることが一般的。脂が多めのサムギョプサルも、野菜で包むとさっぱりと食べられます。

さらにその名の通りサムパッ(包みご飯)なるメニューもあります。くるんだものを仲良く「あーん」と食べさせてあげるのも、よく見かける光景です。
包み野菜の種類も豊富
包み野菜の種類も豊富
生のにんにくや味噌も一緒に包んで
生のにんにくや味噌も一緒に包んで
はい、一口で「あーん」
はい、一口で「あーん」
「混ぜる」ほどに美味しくなる不思議
ぐるぐる混ぜると、味が合わさって美味しくなるのだとか
ぐるぐる混ぜると、味が合わさって美味しくなるのだとか
韓国料理の楽しみ方のひとつは、混ぜること!ビビンバのようにご飯と具を混ぜるもの、クッパのようにスープとご飯の組み合わせ、タッカンマリのソースなど様々です。

果物や小豆が可愛らしくトッピングされたピンス(韓国版カキ氷)もぐるぐるにかき混ぜてから食べるため、驚く人も多いとか。どんな味になるのかは、実際にお試しください!
地獄の釜から出てきたような「熱々」
韓国では熱いうちに食べたほうが美味しいという認識が強め?汁物を注文すると、トゥッペギと呼ばれる土鍋に入ってぐつぐつ煮立った状態で登場します。

また、おこげを食べる文化も。ポックンパッ(焼き飯)では、ヘラやおたまで力強くご飯をおしつけて、熱々かりかりのおこげを作るのがマスト!ただでさえ熱い釜飯に熱湯を注ぎ入れるヌルンジ(おこげスープ)も驚くほどアツアツです。
トゥッペギは直火OK
トゥッペギは直火OK
卓上で直接火にかける鉄板・鍋料理も発達
卓上で直接火にかける鉄板・鍋料理も発達
おこげを作るには、鍋肌にぎゅぎゅっとおしつけるのがコツ
おこげを作るには、鍋肌にぎゅぎゅっとおしつけるのがコツ
多彩な韓国料理の世界
韓国「ご当地グルメ」も地域ごとに特色が
日本にもご当地料理があるように、韓国にも地方ごとの地形や気候などの特色が反映された郷土料理があります。
港町・釜山(プサン)は魚はもちろん「テジクッパ(豚肉スープご飯)」などご当地グルメが満載!
港町・釜山(プサン)は魚はもちろん「テジクッパ(豚肉スープご飯)」などご当地グルメが満載!
「全州(チョンジュ)ビビンバ」をはじめ名物料理が多く「食の都」と呼ばれる全州
「全州(チョンジュ)ビビンバ」をはじめ名物料理が多く「食の都」と呼ばれる全州
海岸部と内陸部に分かれており、海の幸や山の幸を使ったご当地グルメが有名な江原道(カンウォンド)
海岸部と内陸部に分かれており、海の幸や山の幸を使ったご当地グルメが有名な江原道(カンウォンド)
数十種類の料理を味わう豪華な「韓定食」 
「定食」というと、日本では1人分の食事が提供されるイメージですが、「韓定食」はテーブルいっぱいに並べられる数種類の料理を2人以上で味わう豪華な料理。大きく「宮廷韓定食」と「家庭式韓定食」に分けられます。

「宮廷韓定食」は、朝鮮時代の王族が食べていた宮廷料理を現代風にアレンジし、地方の郷土料理などと複合させたメニューを味わえる韓国伝統の定食です。

「家庭式韓定食」は肉・魚料理などのメインとなるメニュー1品の他に、キムチやチヂミなどの素朴なおかずで構成されているのが特徴です。
「宮廷韓定食」は前菜、メイン、副菜、食事、デザートと続くコース形式で提供されることが多い
「宮廷韓定食」は前菜、メイン、副菜、食事、デザートと続くコース形式で提供されることが多い
「家庭式韓定食」は一度に提供される場合も
「家庭式韓定食」は一度に提供される場合も
お正月や歳時、お祝い事では何を食べる? 
韓国にも名節や歳時、お祝い事で食べられる料理があります。

一年の始まりを祝う韓国の名節「旧正月(ソルラル)」では「トックッ」と呼ばれる、うるち米を使った韓国の餅(トッ)と野菜を煮たスープを食べます。

旧正月と並ぶ代表的な名節「秋夕(チュソク)」では、うるち米の粉を水で練ったものに、すりゴマと砂糖を混ぜた餡を包んで、松葉を敷いた蒸し器で作る「ソンピョン」というお餅を食べます。
「トックッ」は韓国版のお雑煮ともいえるメニュー
「トックッ」は韓国版のお雑煮ともいえるメニュー
「ソンピョン」は餅屋で購入したり、秋夕前日に家庭で作るなど様々
「ソンピョン」は餅屋で購入したり、秋夕前日に家庭で作るなど様々
日本でも知られる韓国料理「チャプチェ」は、昔からお祝い事に欠かせない料理です
日本でも知られる韓国料理「チャプチェ」は、昔からお祝い事に欠かせない料理です
学生から会社員まで様々な人が立ち寄る「屋台」 
人気観光エリアをはじめ、駅の出入り口や会社・学校の周辺など、韓国の街角には軽食やおやつを販売する「ノジョム」と呼ばれる屋台がよく出ています。

韓国の屋台はリーズナブルで気軽に利用できるため、学生から会社員、お年寄りまで様々な人が立ち寄り、庶民の食文化に根付いています。
屋台グルメは海外からの観光客にも人気
屋台グルメは海外からの観光客にも人気
夜になると、簡易テーブルとイスが用意された飲み屋屋台「ポジャンマチャ」も店を出します
夜になると、簡易テーブルとイスが用意された飲み屋屋台「ポジャンマチャ」も店を出します
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韓国グルメで定番のつけ合わせ
ほとんどの料理&キムチ
ほとんどの料理&キムチ
日本で言うなら「カレーに福神漬け」「寿司にガリ」「納豆にからし」というように、韓国にも必ず一緒に出てくるものがあります。

まずは、どんなメニューでもこれがないと始まらないのが、やっぱりキムチ!味は店、家庭によって違いますが、圧倒的な存在感です。韓国ではカレーにもトンカツにもキムチ!
チキン&大根の酢漬け

チキンには角切り大根の漬物が定番。チキン(치킨)用の大根(무、ム)で、「チキンム(치킨무)」。甘酸っぱい独特の味は、くせになりそう!
チキン&大根の酢漬け
チキンには角切り大根の漬物が定番。チキン(치킨)用の大根(무、ム)で、「チキンム(치킨무)」。甘酸っぱい独特の味は、くせになりそう!
海鮮料理&ワサビ醤油

焼き魚や
海鮮料理&ワサビ醤油
焼き魚刺身はもちろんのこと、真っ赤なスープのメウンタン(魚介のピリ辛アラ鍋)などの海鮮料理にはワサビ醤油。辛い鍋でも、具に味がついていても、ワサビ醤油は鉄則!
ゆで野菜&コチュジャンソース

コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの赤いソースは「チョ(お酢の意)コチュジャン」といって、お酢入り。野菜だけでなく、ゆで昆布も鉄板コンビ。
ゆで野菜&コチュジャンソース
コチュジャン(唐辛子味噌)ベースの赤いソースは「チョ(お酢の意)コチュジャン」といって、お酢入り。野菜だけでなく、ゆで昆布も鉄板コンビ。
ピザ&ピクルス

ピザやパスタのお店で遭遇率が高いのが、波型のきゅうりのピクルス!一説にはチーズなどの脂っこさを緩和させる目的があるのだとか。
ピザ&ピクルス
ピザやパスタのお店で遭遇率が高いのが、波型のきゅうりのピクルス!一説にはチーズなどの脂っこさを緩和させる目的があるのだとか。
刺身&寒天

刺身のつまは日本では大根の千切りですが、韓国では細長い寒天。口に入れてもかまいませんが…韓国人にもあまり食べられていないよう。
刺身&寒天
刺身のつまは日本では大根の千切りですが、韓国では細長い寒天。口に入れてもかまいませんが…韓国人にもあまり食べられていないよう。
寿司&ラッキョウ

韓国の寿司屋ではガリと人気を二分する存在。ちなみに日本風居酒屋でも料理のはしにちょこんとのったラッキョウがしばしば登場。
寿司&ラッキョウ
韓国の寿司屋ではガリと人気を二分する存在。ちなみに日本風居酒屋でも料理のはしにちょこんとのったラッキョウがしばしば登場。
おまけ:韓国キッチンの必需品
付け合わせだけでなく、韓国ならではのキッチングッズはこちら。
はさみ

お肉も冷麺もはさみでじょきじょき。まな板いらず、卓上で手軽に使えて、慣れればかなり便利。
はさみ
お肉も冷麺はさみでじょきじょき。まな板いらず、卓上で手軽に使えて、慣れればかなり便利。
浄水器(ウォーターサーバー)

食堂やビルに1台は置いてある浄水器。熱いお湯と冷えた水がいつでも飲めて、氷が出るものも。
浄水器(ウォーターサーバー)
食堂やビルに1台は置いてある浄水器。熱いお湯と冷えた水がいつでも飲めて、氷が出るものも。
キムチ冷蔵庫

キムチ専用の冷蔵庫。長期保存だけでなく、熟成具合の調節も可能。新婚さんがまず買う家電だとか?
キムチ冷蔵庫
キムチ専用の冷蔵庫。長期保存だけでなく、熟成具合の調節も可能。新婚さんがまず買う家電だとか?
似ているようで違う日本と韓国の食文化
日本で勘違いされがちな韓国グルメ
チゲ
日本でチゲというと「THE鍋料理」というイメージですが、韓国ではキムチチゲテンジャン(味噌)チゲスンドゥブチゲなど、トゥッペギ(土鍋)で一人前から食べられる料理です。

そもそもチゲ(찌개)は肉や魚、野菜などをキムチや味噌で煮込んだスープ料理の総称です。日本語に訳す場合「鍋」とされるので、「チゲ鍋」という呼び方は「鍋鍋」という意味になってしまいます…。
プルコギ
韓国料理人気で知名度が上がり、最近はそうでもないかもしれませんが、ひと昔前までプルコギ=焼肉、と思っている人も少なくありませんでした。

プルコギは、牛薄切り肉や野菜を醤油ベースの出汁で炒め煮した料理。強いていうなら日本のすき焼きに近い雰囲気です。辛くない韓国料理の代表。
ホルモン
ホルモンは内臓肉の総称として日本で使われますが、韓国でも広義にはコプチャンと呼ぶことが多いです。コプチャンは正確には、牛では小腸豚では腸全体を指すホルモンの部位のひとつ。

さて、韓国でホルモン(コプチャン)焼きを頼むと出てきたのは…ふ、太い! 材料がはじめから細かく切られている日本に比べ、韓国では原型に近い形で登場することが多いよう。鍋いっぱい、グルグル巻きのホルモンを、焼きながらはさみで切るのがお約束!
ビビンバ
ご飯の上に肉、野菜のナムル、卵などを盛り付け、混ぜて頂くビビンバ。日本人が好む石焼き(トルソッ)ビビンバは熱した石鍋に入れたものですが、これは意外にも近年になって登場したのだそう。

温めずに金属の器に入ったものや、生野菜だけを使ったもの、ユッケ入りのもの、コチュジャンではなく味噌を入れるものや白飯ではなく麦飯などなど、本場韓国では様々なタイプのビビンバが楽しめます。
素通りはもったいない!日韓で同じ名前のメニュー
カレー(카레)

日本よりもルーが黄色くサラサラしているのが特徴。具は小さく、食べ方はビビンバのようにご飯とソースは混ぜてから、が基本!
カレー(카레)
日本よりもルーが黄色くサラサラしているのが特徴。具は小さく、食べ方はビビンバのようにご飯とソースは混ぜてから、が基本!
ラーメン(라면)

日本式ラーメンはラメン(라멘)と区分されていて韓国式ラーメンとはインスタントラーメンのこと。韓国は世界一のインスタント麺消費国!
ラーメン(라면)
日本式ラーメンはラメン(라멘)と区分されていて韓国式ラーメンとはインスタントラーメンのこと。韓国は世界一のインスタント麺消費国!
チキン(치킨)

人気韓国料理の上位。甘辛ヤンニョム(薬味ダレ)やにんにくソースが絡まっていたり、味が多様な韓国チキンの魅力をぜひ!
チキン(치킨)
人気韓国料理の上位。甘辛ヤンニョム(薬味ダレ)やにんにくソースが絡まっていたり、味が多様な韓国チキンの魅力をぜひ!
刺身(フェ、회)

韓国の刺身(フェ)は、ヒラメやタイなどの白身魚がほとんど。チョコチュジャン(唐辛子味噌+酢のソース)やマッチャン(味つけ味噌)、ごま油をつけて。なぜか刺身店(회집、フェッチプ)にはマグロがない。
刺身(フェ、회)
韓国の刺身(フェ)は、ヒラメやタイなどの白身魚がほとんど。チョコチュジャン(唐辛子味噌+酢のソース)やマッチャン(味つけ味噌)、ごま油をつけて。なぜか刺身店(회집、フェッチプ)にはマグロがない。
チャンポン(짬뽕)

日本のちゃんぽんとは見た目、味ともに全くの別料理。豚骨などでとったダシに唐辛子粉の入った真っ赤なスープは見た目の通り、かなりピり辛。韓国のチャンポン、ぜひチャレンジを。
チャンポン(짬뽕)
日本のちゃんぽんとは見た目、味ともに全くの別料理。豚骨などでとったダシに唐辛子粉の入った真っ赤なスープは見た目の通り、かなりピり辛。韓国のチャンポン、ぜひチャレンジを。
饅頭、餃子(マンドゥ、만두)

マンドゥを漢字で書くと饅頭。でも甘い饅頭ではなく、大きくて厚目の皮に肉や野菜などの具をたっぷりと入れて蒸し上げた肉餃子のようなもの。
饅頭、餃子(マンドゥ、만두)
マンドゥを漢字で書くと饅頭。でも甘い饅頭ではなく、大きくて厚目の皮に肉や野菜などの具をたっぷりと入れて蒸し上げた肉餃子のようなもの。
ウドン(우동)

揚げ玉や練り物が入って出てくることが多い韓国の「ウドン」。まれに中華料理店でも「ウドン」というメニューがあり、こちらは日本のちゃんぽん風。韓国のウドンの正体は??
ウドン(우동)
揚げ玉や練り物が入って出てくることが多い韓国の「ウドン」。まれに中華料理店でも「ウドン」というメニューがあり、こちらは日本のちゃんぽん風。韓国のウドンの正体は??
オデン(오뎅)

串に刺さってダシでぐつぐつ。でもよく見ると、韓国オデンはオール練り物!魚の練り物(オムッ)自体を、オデンといいうことも。
オデン(오뎅)
串に刺さってダシでぐつぐつ。でもよく見ると、韓国オデンはオール練り物!魚の練り物(オムッ)自体を、オデンといいうことも。
トンカツ(돈까스)

韓国語でトンカス。韓国式は肉が薄くてジャンボ、甘辛いデミグラスソースたっぷり。「南山(ナムサン)トンカツ通り」が有名。韓国のトンカツ定食のご飯はちょっぴりなのが不思議。
トンカツ(돈까스)
韓国語でトンカス。韓国式は肉が薄くてジャンボ、甘辛いデミグラスソースたっぷり。「南山(ナムサン)トンカツ通り」が有名。韓国のトンカツ定食のご飯はちょっぴりなのが不思議。
日本の○○に似ているかも?といわれるメニュー
スジェビとすいとん

韓国風すいとん(スジェビ)と説明されるだけにそっくり。小麦粉を耳たぶくらいの柔らかさの生地になるまでこねて、茹でる作り方は同じ。スープの味は違っても、どちらもほっとする味。
スジェビとすいとん
韓国風すいとん(スジェビ)と説明されるだけにそっくり。小麦粉を耳たぶくらいの柔らかさの生地になるまでこねて、茹でる作り方は同じ。スープの味は違っても、どちらもほっとする味。
コンチャバンと日本の煮豆

コンチャバンは日本の煮豆を思い出す容姿。ただし歯ごたえを残して煮ることが多く、若干醤油の味が強め。日本のお惣菜と似ていてもにんにく、ごま油に代表される調味料の使い方ひとつで、韓国風になるから不思議。
コンチャバンと日本の煮豆
コンチャバンは日本の煮豆を思い出す容姿。ただし歯ごたえを残して煮ることが多く、若干醤油の味が強め。日本のお惣菜と似ていてもにんにく、ごま油に代表される調味料の使い方ひとつで、韓国風になるから不思議。
ケランチムと茶碗蒸し

ケランチム(玉子蒸し)はセウジョ(アミの塩辛)、ごま油などの調味料で味付け。また食堂で出されるケランチムはトゥッペギ(土鍋)から、もくもくわきあがるかのようなパフォーマンス(?)も見もの。
ケランチムと茶碗蒸し
ケランチム(玉子蒸し)はセウジョ(アミの塩辛)、ごま油などの調味料で味付け。また食堂で出されるケランチムはトゥッペギ(土鍋)から、もくもくわきあがるかのようなパフォーマンス(?)も見もの。
カルグクスときしめん

「韓国風うどん」ともいわれるカルグクスはきしめんを連想。一般的にはアサリ出汁。店ごとにスープ、具材、麺の太さなどが異なり、こだわりも様々。なかなか奥が深い一品。
カルグクスときしめん
「韓国風うどん」ともいわれるカルグクスはきしめんを連想。一般的にはアサリ出汁。店ごとにスープ、具材、麺の太さなどが異なり、こだわりも様々。なかなか奥が深い一品。
チョングッチャンと納豆

作られる過程は違えど両者とも大豆を菌で発酵させたものなので、独特の匂いはそっくり。韓国ではスープの材料に。チョングッチャンは韓国人の間でも好き嫌いが分かれる食品のひとつ。
チョングッチャンと納豆
作られる過程は違えど両者とも大豆を菌で発酵させたものなので、独特の匂いはそっくり。韓国ではスープの材料に。チョングッチャンは韓国人の間でも好き嫌いが分かれる食品のひとつ。
似てるけど日本と微妙に違う韓国のおやつやドリンク
たい焼きとプンオパン
屋台の定番、たい焼きが韓国にもあった!と思いきや、なんだか小さい?それもそのはず、韓国にあるのはたいではなくて、ブンオパン(フナ焼き)

たい焼きと同様、甘めの生地にあんこが入っていますが、形が小ぶりで、さくさくの皮の端が美味!通常3個か4個のセット、小ぶりなものなら10個入りのセットで販売しています。
ヤクルトとヨーグルト
韓国語で「ヨーグルト(ヨグルトゥ)」というと、十中八九、出てくるのは「ヤクルト」です。

いわゆる日本でいうヨーグルトは「ヨゴトゥ」という発音に近いよう。以前はヨーグルトのことを「ヨープレイト」と商品名で呼ぶ人もいたのだそう。

お菓子や化粧品などのコラボも人気を博したヤクルトですが、ヤクルトは日本のヤクルト及び韓国ヤクルトが商標権をもっているので、ヤクルト味なのにヨーグルトと記載されるなど、甚だややこしい話になっています。
ビールとメッチュ
韓国のビール(맥주、メッチュ)は日本と比べて苦味が少なく味が薄目。「CASS(カス)」「HITE(ハイト)」「MAX(メクス)」に続き、「kloud(クラウド)」「TERRA(テラ)」など韓国ビールも多様に。

韓国のビールは味が薄くて、なんて言いながらもお酒好きが韓国旅行でもっともよく使うワードは「ビール下さい(맥주 주세요、メッチュ チュセヨ)」。

またチキンやピザと一緒にビールの配達(出前)も可能。その際は、どでかいペットボトルで運ばれてきますよ!
味が違う、使い方が違う食材や調味料
餅

日本の餅はもち米、韓国の餅はうるち米から。歯切れが良く、びろーんとのびないのが特徴。煮ても溶けにくいので、鍋物にも活躍。

日本の餅はもち米、韓国のはうるち米から。歯切れが良く、びろーんとのびないのが特徴。煮ても溶けにくいので、鍋物にも活躍。
さつまいも

韓国ではさつまいもが人気で、ケーキやお菓子はもちろん、ピザやトンカツ、さつまいもラテなども。日本以上にさつまいもの登場率が高め。
さつまいも
韓国ではさつまいもが人気で、ケーキやお菓子はもちろん、ピザやトンカツ、さつまいもラテなども。日本以上にさつまいもの登場率が高め。
エゴマの葉

見た目は青ジソ、でも味は別物!強い香りから肉料理との相性がよく、焼肉や肉の臭み消しにカムジャタンなどにも。韓国の香味野菜の代表格!
エゴマの葉
見た目は青ジソ、でも味は別物!強い香りから肉料理との相性がよく、焼肉や肉の臭み消しにカムジャタンなどにも。韓国の香味野菜の代表格!
ごま油

日本の海苔巻きとキムパッ(韓国風海苔巻き)の味の分かれ目がこれ。キンパッは酢飯ではなく、ご飯にごま油を混ぜて風味と香ばしさをプラス。
ごま油
日本の海苔巻きとキムパッ(韓国風海苔巻き)の味の分かれ目がこれ。キンパッは酢飯ではなく、ご飯にごま油を混ぜて風味と香ばしさをプラス。
にんにく

韓国料理の基本食材!見た目はおひたしとほとんど変わらないナムルも、にんにくとごま油が入ることで、ザ・韓国!の味が完成。
にんにく
韓国料理の基本食材!見た目はおひたしとほとんど変わらないナムルも、にんにくとごま油が入ることで、ザ・韓国!の味が完成。
唐辛子

入れるだけで韓国風味?生でも粉でもコチュジャン(唐辛子味噌)でも。スパイシーさと、真っ赤なカラーを演出。韓国料理のレシピで確かめてみて。
唐辛子
入れるだけで韓国風味?生でも粉でもコチュジャン(唐辛子味噌)でも。スパイシーさと、真っ赤なカラーを演出。韓国料理のレシピで確かめてみて。
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掲載日:23.05.09
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