韓国旅行「コネスト」 第30回~大谷亮平さん(俳優・モデル) | 日韓わったがった ―韓国で、はたらく。 | 韓国文化と生活
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第30回~大谷亮平さん(俳優・モデル)

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現在、韓国で活躍中のモデルで俳優の大谷亮平さん。大谷さんは端正なマスクとスラリとした長身で、ダンキンドーナツ、オリンパスなど、数々の有名企業の広告に登場する人気モデルですが、KBSドラマ「家に帰る道」(2009年1月12日~6月26日放送)に日本人モデル「ヒロ」役でレギュラー出演、俳優としても活躍の場を広げています。このドラマの放送枠は高い視聴率を誇るKBSの日日ドラマ(月~金、20:25~20:55)で、例えるならばNHKの朝の連続テレビ小説のような存在。半年以上に渡る長い撮影を終えたばかりの大谷さんにドラマ撮影時のエピソードを中心に狎鴎亭(アックジョン)にあるカフェ 「artisee(アティジェ)」でお話を伺ってきました。

※KBSドラマ「家に帰る道」は、日本でもKBSワールドで放送中(2009年7月10日現在)
・名前 大谷亮平(おおたにしょうへい)
・職業 モデル、俳優
・年齢 28歳(1980年生)
・出身地 大阪府
・在韓歴 5年
経歴
日本でのモデル活動を経た後、2003年にダンキンドーナッツの広告モデルとして韓国のメディアに登場して話題を呼び、2004年から韓国での活動を本格的に開始。オリンパス、SKテレコム、KT、オットゥギなどの有名企業の広告モデルを数々務める。ドラマ出演作は「ソウルメイト」(MBC/2006)、「東京天気雨」(SBS/2008)、「家に帰る道」(KBS/2009)。
韓国社会に生きる日本人を描きたい、脚本家からのラブコールを受けて
ドラマ「家に帰る道」は登場人物それぞれが心の傷を抱えながらも、親子の愛、男女の愛によって様々な試練や難題を乗り越えていく姿を描いた心温まるホームドラマです。僕はモデルとして活躍することを夢見ながら韓国で一所懸命生きている日本人「ヒロ」を演じました。
この作品に出演するきっかけは脚本家のイ・グンリムさんです。イ・グンリムさんは日本に関心があり、日本が好きだという方で、この作品の制作にあたり、「ヒロ」という青年の姿を通じて、韓国で未だに残っている日本や日本人への偏見に対して一石を投じたいという意図があり、日韓カップルの恋愛、結婚も描きたかったそうです。

正式にキャスティングされる前から、イ・グンリムさんが僕を指名して下さったとのことで、オーディションはなくトントン拍子に話が進んでいきました。
プレッシャーはありましたが、決定後は台本で台詞の勉強、モデルらしく見えるように体作り、韓国語の勉強と、基本的な準備をして備えました。
イ・グンリムさんが僕に意見を求めてくださったので、韓国での経験について随分話をしました。例えば最初の登場場面で仁川空港に迎えに来るはずのモデル事務所のスタッフが来ずに「ヒロ」が待ちぼうけをくらったシーンがあります。実際に僕も空港で待っていても誰も来なくて。スタッフは僕の名前を間違っていたらしく、来ない来ないと騒ぎになるところで「もしかして、ダンキンのCM撮りに来た日本人のモデルさん??」と言われて、やっと出会えたということがありました。ドラマ内にはこのようなエピソードが散りばめられていて、「ヒロ」はかなり僕そのままだと言えます。
余談ですが韓国語では「~さん」というのを「~シ」と言います。「ヒロさん」ならば「ヒロ、シ」。だから僕の名前を「ヒロシ」だと思っている人がいたようですが「ヒロ」が正解です(笑)。
子どもからお年寄りまで、ファン層を広げた日日ドラマの影響力
「ヒロ」を通じて、韓国での仕事、恋愛、国際結婚と、韓国で暮らす日本人に身近なテーマが次々と出てきます。仕事と恋愛については特に意識せずに演じましたが、国際結婚は慎重に演じました。

ドラマ上とは言え当事者になってみて、結婚は家族を含めた問題、独立して生計を立てるという問題として捉えた時に、好きだという感情だけでは難しいことがよくわかりました。彼女の両親からよく見られたい、許可をもらいたいという切実な気持ち、反対された時のつらさなどを考えると、その感情や状況を表現するには緊張感を維持しなければならないので、気を使いました。

ドラマ上で彼女の両親から反対される時に「日本人(外国人)だから」「不安定な職業(モデル)だから」と言われて、その台詞に僕自身がズキズキしました。幸い今は彼女がいませんが、もし僕の彼女の両親がこのドラマを見ていたら「ドラマでも反対してるじゃないか、今すぐ別れろ」と言われたんじゃないかと思います(笑)。
このドラマでは親子、家族の関係が描かれていますが、随分日本と違いますね。子どもは親には絶対に敬語だし、親が子どもを心配する様子も尋常じゃない。日本人の僕からすると、家族であっても個人を優先して生きればいいのにと思うことがありました。韓国の親子関係は実際にドラマ通りなのかと友だちに聞いてみたところ、現実は少し違うようですが、韓国のひとつの家族の形を描いていることは確かですし、KBSの日日ドラマは家族揃って見られるのが素晴らしい点です。出演できてよかったです。
実はこのドラマに出演するまでは韓国ドラマについてミニシリーズや日日ドラマなどのドラマの種類があるという基本的なことも知らなかったんですよ。今は関心を持って見ています。「家に帰る道」に出演して以来、子連れのお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、子どもたちまで幅広く声をかけてもらえるようになりました。今までにはなかったことです。韓国人が日本人らしく演技していると思ったようで「本当に日本人なの?」と聞かれることも多かったですね。
「とにかく、やるしかない」…繰り返し練習した韓国語の発音
日日ドラマの撮影スケジュールはスタジオ撮影が2日、ロケが2日~4日。放送週の前週にすべて撮影します。スタジオ撮影の日は朝に台本の読み合わせをして、午前中にリハーサル、午後から撮影という流れで1日放送局に缶詰です。スタジオ撮影の日は出演者のほとんどが集まります。韓国では大先輩の俳優さんを先生と呼ぶのですが、先生も若い世代も男女別に同じ控え室にいるので非常に賑やか。台本の読み合わせをしたり、遊んだり、すごく楽しかったです。

待ち時間に普段は話せないようなことも話せていい経験でした。6時7時スタートと朝早いのが少し辛かったですが、ハードだとは感じませんでした。
撮影時の様子
撮影時の様子
一番大変だったのは台詞を覚えること。台本をもらうとすぐに自分の台詞を覚えて、そこから発音の練習に入ります。台詞の練習は全部1人でやりました。本番の前日に台本をもらうこともありましたが、とにかくやるしかないので、しんどかったです。発音などについてはマネージャーよりも共演者に聞きました。その方が生きた答えをもらえるので。

でもいくら家で練習しても、現場に入ると緊張感もあって、練習通りには発音できません。台詞を言いながらも難しい発音が近づいてくると「ああ、来る、来る」と頭の中がいっぱいになるし、上手く言えなかった時は台詞が揺れてしまって、最後まで克服は難しかったです。これからの課題です。
友だちがドラマを見て、発音にすごく神経を使っているのがわかる、いつも通りにやれば、と言いますが、それは違うと思います。友だちは外国人である僕の韓国語を聞き慣れています。でもテレビでは僕を知らない人が初めて僕の韓国語を聞くので、発音に気をつけないと聞き取りづらいですよね。またドラマでは僕が話すのではなく、「ヒロ」からのメッセージを視聴者に伝えるのが僕の義務です。最低限のことをクリアしてはじめて自分なりの表現をしていかなければならないと思っています。
和気あいあいとした撮影現場、友人のイ・ジヌクさんも特別出演
後列右がイ・サンウさん
後列右がイ・サンウさん
出演者の中で一番よく話をしたのは、僕の恋人の兄であるヒョンス役を演じたイ・サンウさん(クォン・サンウ、キム・ハヌル主演の映画「青春漫画」に出演)です。

人見知りするのか、はじめはびっくりするくらい話さない人でしたが、打ち解けるにつれ、プライベートでも食事に行ったりするようになりました。

僕が所属するモデル事務所の社長役を演じたハン・ジンヒさんは大の野球好きで、巨人のイ・スンヨプ選手の話題など、先生とは野球の話ばかりしていました。
恋人役のパク・へウォンさん
恋人役のパク・へウォンさん
僕の恋人役を演じたパク・へウォンさんはしっかりした人、心臓が強いと言った方がいいかな。新人なのに、凄く堂々としています。

監督から厳しく言われた時もめげたりせず強くて。撮影前に彼女とは同じ先生について一緒にレッスンを受けていて、ここだけの話、レッスンに身が入ってないし、よく怒られるし、大丈夫かなあと思ったのですが、現場に入った途端、力を出してくるんですよ。

僕と反対です。僕は小心者なんで、準備して、準備して(笑)。負けていられないと思いました。
特別出演のイ・ジヌクさん

写真はMBC「エア・シティ」
特別出演のイ・ジヌクさん
写真はMBC「エア・シティ」
友人のイ・ジヌクさん(チェ・ジウ、イ・ジョンジェ主演のドラマ「エアシティ」に出演)が先輩モデル役として特別ゲストで登場してくれた時は楽しかったです。ジヌギ(韓国では親しい間柄の場合、名前の下に이,아などをつけて呼ぶ)とはある友人を通して知り合って以来、長い付き合いですね。

「日本でファンミーティングやるから、亮、一緒に行こう」って、冗談か本気かわからない電話が突然かかってきたり、普段はお茶目でバカなことばっかりやってる。
撮影中も現場がぴりぴりしてNGを出せない空気なのにジヌギはお構いなしで、ばんばん僕にいたずらしてくるんですよ。気が気じゃなくて。でも仕事をしたのは初めてでしたが、撮影の時は彼が大きく見えて圧倒される雰囲気でした。彼も軍隊に行きましたが、準備などを含め色々と大変な時期に出演してくれたので、嬉しかったです。
パラントッケビ(青い鬼、韓国チーム公式応援団の愛称)
パラントッケビ(青い鬼、韓国チーム公式応援団の愛称)
印象深いのはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦の日。ちょうどスタジオ撮影で監督もそれどころじゃないから、終わって早く見に行こうって。出演者控え室に30人くらいスタッフが集まってテレビを見ていました。

みんなが韓国を応援しているのに僕1人が日本を応援して、冗談でずいぶん攻撃されましたが、韓国だ、日本だと盛り上がったことをきっかけに、スタッフとの距離がぎゅっと縮まった感じがしました。

収録中は忙しくて飲みに行く暇はなかったですが、撮影の終わった打ち上げは3日連続で朝までみんなで飲みました。
韓国語上達の秘訣はほろ酔いで話すこと?!
韓国に来たきっかけはダンキンドーナツのCM出演(編集部注:大谷さん出演のCM(2003年度)はダンキンHPからご覧になれます)ですが思いの他好評で、その後、正式にこちらでやってみないかという話を頂きました。日本ではモデル活動を始めたばかりで、特に未練はなかったし、海外で挑戦してみたいと思って2004年の夏に韓国に来ました。
延世大学の語学堂
延世大学の語学堂
まったく韓国語が話せなかったので、当初6ヶ月は延世(ヨンセ)大学の語学堂に通い、学校が終わったら事務所で韓国語の個人レッスン、家に帰って宿題、夜は江南(カンナム)や狎鴎亭(アックジョン)に遊びに行ってその日習ったことを実践するという生活でした。「韓国語が聞き取れるようになったな」と思っても知らない人と話すと全然聞き取れない。本当は知らない人と話すのは苦手ですが勉強だと思って、新しい人と会って興味がない話でも質問したり、積極的に聞いて話すようにしました。でも結局は無理に話すのではなく、友だちともっと深い話をしたいと思うと自然に新しい言葉も覚えましたね。韓国語の勉強法の秘訣は酒を飲むこと。素面だと間違ったら恥ずかしいという気持ちがありますが、酒を飲みながらだと間違っても気にならない。飲みに行くと、友だちもできて楽しいですしね。
韓国で感じるストレスのひとつが時間に対する感覚の違いです。引越しの時にプロバイダー業者が工事に来ると言って来ない、約束の時間に遅れてもマネージャーが連絡してこない。特にマネージャーとはかなりぶつかりました。朝4時5時の出発なのに連絡なしで15分遅れてこられたら腹が立ちますよ。マネージャーも最初、日本人は細かいなと思ったようです。でも、最低限のことさえ守ってくれれば、あとは韓国のスタイルにあわせるようにしています。
バレー大好き、チームに所属し、試合にも
休みの日はバレーボールをしています。趣味も特技もバレー、日本ではアマチュア選手でした。韓国に来て以来同じチームに所属しており、実業団出身の選手もいるレベルが高いチームなので楽しいです。本格的、バリバリです(笑)。ドラマ撮影中は怪我の心配があって100%の力でできませんでしたが、撮影が終わって思い切りできるのが嬉しいです。

バレーはスピードが勝負のスポーツなので、選手に必要なのは細くてしなやか、やわらかい筋肉です。事務所には内緒ですが僕はバレーのために体作りをしています(笑)。
幅広く、新しい「演技」へのチャレンジを目指して
本当にきつい時にも、日本に帰りたいと思ったことはありません。いずれは日本でも活動をしたいと考えていますが、しばらくは韓国で活動していくつもりです。もちろん韓国に拠点を置きつつも日本のドラマに出演したい気持ちはあります。ただ日本語での演技経験ないので挑戦だと思います。韓国語で演技して大変だねと言われるのですが、むしろ母国語での演技は高いレベルを求められるので、よりプレッシャーがあると思います。
日韓合作の作品にやはり出演したいです。SBS「東京天気雨」は理想のスタイルでした。これからは合作はもちろん、ドラマ、映画を含めもっと「演技」をしたいですね。もちろん僕ができる役柄は韓国人に比べれば多くはありませんが、自分がやれる役があるなら必ずやりたいですし、やれる準備をしっかりしたいと思っています。
今までの作品を見てくださった方はわかると思いますが、正直なところ、演技や韓国語に不十分な面が多々あります。でも、とにかく今頑張っているので、その成長を見て頂きたい。韓国で頑張っている日本人俳優がいることを知って頂いて、韓国人俳優を見るのとは違う視点で楽しんで見て頂けたらと思います。温かく、やわらかく、見守ってください。
「バレー、だいっ好きなんですよ」と話す横顔はスポーツ好きの青年、「焼酎(ソジュ)って家で普通に飲んだら絶対不味いけど、サムギョプサルと焼酎はウマいですよねえ」とは韓国社会に適応している1人の日本人。しかし「演技」に関して、深いまっすぐな目で話すのは紛れもなく「俳優、大谷亮平」です。表現媒体が外国語であることは演技者として並大抵の苦労ではないはずですが、言葉の持つ力をしっかりと捉え、演技者としてその言葉の意味を人々に伝えていこうとする真摯な姿勢を強く感じました。ドラマ「家に帰る道」は大谷さんの等身大の姿が描かれているのと同時に、韓国社会で暮らす日本人の姿がリアルに描かれているので、ぜひご覧ください(参考:韓国ドラマを見てみよう)。

「日本では街を歩いていても誰も僕のこと知りませんよ」なんて謙遜している大谷さんですが、こんなスラッとした長身の男前を女性たちが見逃すはずはありません!日本の皆様、これからの大谷さんの活躍に注目です。
  最終更新日:09.07.10
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