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第28回~大矢光彦さん(近畿日本ツーリスト)

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(株)ハナツアーはアウトバウンド旅行(韓国から海外への旅行)では韓国でNo.1の実績を誇る会社です。また近畿日本ツーリストと言えば、日本では知らない人はいないでしょう。その大手旅行社2社が業務提携を結び、新しいビジネスモデルを開発する。そのプロジェクトのために近畿日本ツーリスト(株)で初の韓国駐在員として、(株)ハナツアー内で勤務されている大矢光彦さん。韓国と長く携わってこられた大矢さんにこれまでのご経験や現在のお仕事について、仁寺洞近くの(株)ハナツアー本社でお話を伺ってきました。
名前 大矢光彦(おおやみつひこ)
勤務先 近畿日本ツーリスト株式会社(HANATOUR戦略企画室)
年齢 43歳(1966年生)
出身地 奈良県
在韓暦 11ヶ月
経歴 近畿日本ツーリスト株式会社入社後、奈良支店に勤務。大阪国際旅行支店(外国人旅行)でインバウンド(訪日外国人旅行)部門を担当。韓国人を中心とした外国人のお客様の日本旅行受け入れ経験を経て、2008年5月からHANATOUR戦略企画室に勤務。
日韓の旅行業界の雄がタッグを組んで新しいビジネス展開を
ハナツアー本社ビル
ハナツアー本社ビル
近畿日本ツーリスト株式会社(以下KNT)と(株)ハナツアーが2008年に業務提携した事をきっかけに、私はKNT初の韓国駐在員として2008年5月から(株)ハナツアー戦略企画室で勤務しています。

業務提携の内容は大きく分けて3つです。韓国人が日本を訪れる訪日事業、日本人が韓国を訪れる訪韓事業、そしてKNTと(株)ハナツアーが世界各地に持っている拠点やネットワークを活用してグローバルビジネス展開をしていこうという国際事業です。
韓国人のための日本旅行を共同開発
私の業務は、韓国における旅行市場のマーケティングです。韓国に来られた日本人を中心とした外国人が何をどう感じているのか?などの調査をお客様からのヒアリングも含めて行なっています。

また韓国人の訪日旅行に対する調査や韓国人向けの商品造成などのサポートをしています。業務提携のビジネスモデルのひとつに日本国内の宿泊とJR東日本など鉄道をセットにした個人旅行商品の企画があります。KNTの親会社である近畿日本鉄道株式会社のKRP(近鉄レールパスなど)を利用した近畿圏内を周遊する商品も発売中です。
これまで(株)ハナツアーは団体募集旅行が中心でしたが、韓国でも個人旅行の需要が増えていることから、個人旅行商品を展開中です。韓国内でJRや近鉄を使った個人旅行商品を作るという事は今までには殆どなかったことです。KNTには経験のある企画やメニューがあり、(株)ハナツアーには規模の大きな販売網があります。お互いの強みを活かしていければと思っています。
入社当時から韓国で働くことを目標に
当時は金浦空港から日本へ
当時は金浦空港から日本へ
私は韓国で働くことが入社当時からの目標(希望)でした。大学時代の専攻が韓国語で韓国に携わる仕事がしたいと思い、旅行業界に就職しました。入社当時は韓国と接する機会はほとんどなく、88年のソウルオリンピックが終わり韓国人の海外渡航自由化が進み、94年に関西空港が開港すれば、韓国人の方々が日本にどっと押し寄せて来るだろうということもあり韓国語が話せる社員が必要となり、KNT大阪国際旅行支店(当時は外人旅行支店)に転勤となりました。この支店では韓国人をはじめとする外国人の方々の受け入れをする業務につくことになりました。
日本食が苦手?だった韓国の人たち
今の韓国の方々はお寿司、ラーメン、納豆まで、日本食が大好き、温泉も大好きという方がたくさんいらっしゃいます。しかし当時海外旅行は初めての方も多く、日本食は食べられない、温泉(大浴場)の入り方がわからない、という状況でした。

昔の海外旅行に行き始めたばかりの日本人と同じだと思って頂ければ、想像ができると思います。当時は日本食が口にあわないということもあり、日本滞在中の食事手配で1日に2回も焼肉という事も多くありました。

せっかく日本にお越し頂いたのだから、日本食(懐石料理)なども召し上がって頂こうと企画したこともあります。でも当時はあまり受け入れられませんでした。

中国人の方々もそうですが、韓国人の方も冷たい食べ物は好まないという理由でした。結局は日本人の韓国人に対する思いと、韓国人の日本に対する期待がずれていたんだと思います。当時はずいぶん試行錯誤しましたね。
周遊型からテーマ旅行へ、変わる韓国人の日本旅行
90年代のヒット商品はゴールデンコース旅行と言われる1週間から10日間程度の日程商品でした。 韓国から福岡に到着し、長崎、熊本、阿蘇を経て、別府で温泉体験。フェリーで関西に移動してから、大阪、京都、奈良。

新幹線に乗って、箱根で温泉。東京で観光(ディズニーランドとか日光)といった感じです。少し形態は変わっても今でもこうした商品は人気があるんですよ。97年のIMF以降、韓国からのお客様が激減してしまい、私は法人企業営業やイベントを中心に担当しました。
韓国での規制緩和も進み、日本の企業が多く韓国にも進出するようになり、日系企業への営業の為に韓国を訪れ、再び韓国と関わることが多くなりました。そうこうしているうちにウォン高になり、韓国の方々がまた日本にたくさん旅行に来られるようになりました。

現在はウォン安で韓国からの日本旅行は大変ですが、最近は東京2泊3日、関西2泊3日など、一都市短期集中型の商品の人気が高いですね。 また国土交通省を中心としたVJC(ビジットジャパンキャンペーン)の効果もあって、日本の地方が知られるようになり、最近の人気方面は北海道や九州の温泉旅館で滞在する旅行商品などが挙げられます。
最近の日本食人気No.1はやっぱりラーメン
「外国人から見た日本の魅力」と言っても、お客様の考え方それぞれだと思います。昔は日本製の電化製品を買いたいという方が多く(因みに90年代の人気の日本土産は炊飯器とごま油でした)、これは現在もそうですが、ビデオカメラやデジタルカメラのお買物を目当てにされる方も多いです。

また外国人の目から見ると、日本はバラエティに富んだ観光地が多いと思います。やっぱり人気スポットは箱根方面(富士山・芦ノ湖遊覧)と新幹線の乗車体験です。ゆっくりと温泉旅館でくつろいだり、都心部では買い物(化粧品・電化製品など)が中心といったところでしょうか。
韓国の方々は登山も好きなので日本アルプスの登山ツアーなども人気のひとつです。あるいは日韓ゆかりの地、歴史めぐり、大阪城を見たいという方も多いですね。
時代と共に特に変化したと感じるのは日本食に関する関心が高まったことでしょうか。回転寿司もご紹介したら評判がよかったですし、女性にはスイーツが人気。小泉元首相がアメリカのブッシュ元大統領を招待した西麻布の居酒屋はどこ?というようなお問い合わせなどもいただきました。

でもやっぱり何よりダントツは日本のラーメンが人気ですね~。韓国内にも日本式のラーメン店が増えているようですが、やはり日本に行ったらラーメンを食べたいという方が多いですよ。やっぱり日本のラーメンは本当においしいですよ。
また日本に行く韓国の若者達の意見を聞いてみると日本は親切な国だからということをよく言われます。言葉がわからなくても丁寧に教えてくれる。それが日本のいいところかな?外国人の目から見ると韓国も同じだと思いますけどね。
知られざる名スポットを知っていただくために
北村韓屋マウル
北村韓屋マウル
私たちもそうですが海外に行くと、すぐ近くまで行ったのに情報がなくて行き逃した、ということがよくあります。私は関西出身ですから、例えば韓国の方々におススメするなら有馬温泉や伊勢方面などにも行っていただきたいですね。知らない方も結構多いです。

ご提案すると1泊2~3万円もする宿泊料金は高いという方やそれでも行きたいという方など反応は様々です。ターゲットを吟味して様々なパーツを作り、商品造成をしていくことが重要なテーマでもあります。

逆に韓国に来る日本人のお客様に対しても同じ思いがあります。景福宮(キョンポックン)まで行ったのなら北村(プッチョン)へも足を延ばして頂きたい。知らなかったでは勿体ないですよね。

現地の係員や通訳ガイドのささやかな一言が生きた情報だと思いますので、お客様に「少しでも詳しいインフォメーションをして差し上げるような工夫を」と担当部署のスタッフには話しています。
ストレートな自己主張が韓国生活を乗り切るコツ
私は過去20年以上にわたって何十回と韓国に来ていましたが、毎日ここで生活するということは公私共々日本人と韓国人の間で意見交換がすぐにできます。これは非常に大切なことで、駐在員を置く意味はそこにあると思います。

討論する前の段階で終わるよりは、議論してぶつかってみてから結果を出したほうがいい。今まではうわべだけで韓国を見ていたかもしれません。韓国人のよいところは物事をはっきりと早く決断しますから、結果がだめならすぐに方向転換。
シンプルでスピーディーです。日本人はじっくり考える分、完成度は増すが遅い。一長一短ありますが日本人の感覚からすると韓国人の方は自己中心的と感じることもよくあります。でもやはり「継続は力なり」で、毎日一緒に生活をしていると情も移ってくるので、時間が経てばお互い理解できます。

最終的には人間関係の深みを出すことが重要だと思っています。私も言いたいことを言うタイプ(そうしなければ韓国駐在はできません)ですが(笑)韓国では自己主張をきちっとする、遠まわしに言わずにストレートに・・・それが「韓国で働くコツ」だと思います。あとはお酒を多少飲めることと、人付き合いに尽きますね。
韓国は儒教の影響もあり「目上の人を敬う」という習慣が日本よりは根強く残っています。また会社の中では地位を非常に重視します。職場のメンバーは20代の若者が中心ですから、赴任するにあたって私はおじさんでよかったかな?と思っています。(笑)他の社員に比べてはるかに経験だけはありますので何にでも応えられるという自負がありますし、今のポジションにも満足しています。
人と人をつなぐ架け橋として
今後は日本人だから考えられる商品開発をしたいと思っています。また日韓だけでなく、グローバルに展開していきたい。例えばハワイはKNTの得意エリアですが、韓国人の方々にはまだまだなじみが薄い。

(株)ハナツアーを通じて、ハワイの魅力を韓国の人たちに知って頂きたいですね。お互いが組織を共有しながら得意分野を生かし、新しいビジネスモデルを展開していきたいです。

また旅行のパーツ提供だけではなく、イベントやコンベンションなどの事業も手がけています。例えば来年2010年に奈良県で開催される平城遷都1300年祭と韓国忠清南道(チュンチョンナンド)の百済祭を同時期に開催し、人の往来が発生すればこうしたイベント交流事業が日本と韓国の架け橋になるわけですよね。

旅行会社はどんどん人をつなげていく「架け橋事業」だと思っています。そうした役割を果たしていきつつ、ビジネスモデルとしても成功させていく、それが今の目標です。
★大矢さんおススメのお店★
観光地仁寺洞(インサドン)にありながら路地の奥にあるため、地元の会社員などの利用が多い食堂。焼肉などのメニューが中心ですが、昼は定食類がおススメとのこと。大矢さんが最近食べ比べに凝っているというのが、トゥッペギプルコギ(1人前、7,000ウォン)。甘辛い牛肉は白いご飯にぴったりです。

まったく辛くないので、辛いのが苦手な方も大丈夫。韓国的なモダンなインテリアで中庭もあり、観光客にも入りやすい雰囲気ですが、ちょっと見つけにくいかもしれません。鍾路(チョンノ)側から仁寺洞通りを安国(アングッ)方面に進み、仁寺アートプラザ手前の小道を右折。突き当たりにあります。

「チェデガムネ」
住所:ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 寛勲洞(クァヌンドン)29-3
電話:02-733-9355~6
インタビューを終えて・・・
「韓国はやっぱり外国です。この当たり前のことを忘れてはいけないと思います。横断歩道を渡る時は本当に気をつけています。ささやかな安全管理(笑)です。」冗談混じりにおっしゃる大矢さんですが、どこへ行っても日本の常識で行動しがちな私たちに、意識を変えれば見えてくるものも変わるはずだということを教えてくださいます。入社以来の念願叶っての韓国勤務。韓国人から見た日本、日本人から見た韓国、蓄積されたその両者の視点と経験が今後益々生かされ、人と人との交流を紡ぎだしていかれることでしょう。
近畿日本ツーリスト株式会社
KNTホリデイ専用ラウンジ
KNTホリデイ専用ラウンジ
国内179ヶ所、海外34都市44拠点24の事業所を持ち、国内・海外の旅行を取り扱うだけでなく、イベントやコンベンションなどの企画、宿泊施設、スポーツ施設、観光・文化施設の開発ならびに運営など、多角的に事業展開をしている。ソウルにはKNTホリデイ専用ラウンジ(ソウルロッテホテル2階)があり、訪韓する観光客への相談受付、現地サービスなどを提供している。

ホームページ:http://www.knt.co.jp
株式会社ハナツアー
11年連続海外旅行、航空券の販売量が1位である韓国を代表する旅行会社。韓国国内の店舗数は27、5000もの販売代理店網がある。海外はアジア地域を中心に23の現地法人及び事業所、グループ会社13社を有している。

住所:ソウル市鍾路区公平洞(コンピョンドン)1 ハナツアービル
電話:02-2127-1000(代表)
ホームページ:http://www.hanatour.com
  最終更新日:09.04.22
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