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第27回~長谷川裕史さん(ポケモンコリア)

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世界中で愛されている日本を代表するキャラクター、ピカチュウをはじめとするポケットモンスター。私たちには馴染みの深いポケモンたちが今、韓国で活躍中です。そのポケモンブランドをマネージメントしている株式会社ポケモンコリアの代表理事を務める長谷川裕史さん。ポケモンが韓国の人たちにどのように受け止められているのか、かわいいポケモンたちに囲まれた清潭洞(チョンダムドン)の事務所でお話を伺ってきました。
名 前:長谷川裕史(はせがわひろふみ)
勤務先:株式会社ポケモンコリア(代表理事)
年 齢:36歳(1972年生)
出身地:兵庫県
在韓歴:2年6ヶ月
経 歴:株式会社ポケモンで映画宣伝などを担当後、ポケモンコリア準備室を経て、2006年に来韓。2007年5月から現職。
ピカチュウをはじめ、日本のキャラクターが人気の韓国
韓国で初めてポケモンが紹介されたのはテレビアニメが放送開始された1999年です。翌年には映画も公開され、ピカチュウが大変な人気で一時期、ポケモンが韓国でブームになったそうです。その後はあまり展開されていなかったのですが、韓国はキャラクター市場があり、模倣品などに対する政府の取り組みもあることから、本格的にポケモンを展開しようということになり、2006年に株式会社ポケモンコリアを設立しました。海外で現地法人の拠点があるのはアメリカとイギリス、韓国だけです。

韓国のキャラクター市場には、まずポケモンのように海外から来たキャラクター、特にアニメを中心としたキャラクターがあります。日本のアニメキャラクターはケーブルテレビのアニメチャンネルが普及している影響で非常にたくさん入ってきていて人気もあります。韓国発のキャラクターはオンラインゲームやフラッシュコンテンツなど、Web上でのキャラクターが多いですね。韓国にもいいキャラクターがあって、ペンギンをモチーフにしたポロロは有名です。
異なる文化を持つ子どもたちにポケモンの世界を伝えるために
ポッチャマは韓国ではペンドリという名に
ポッチャマは韓国ではペンドリという名に
事業領域のひとつにゲームやアニメのローカライズというものがあります。ゲームの場合、2008年2月に韓国任天堂さんよりNintendo DS Lite専用ソフトウェア「ポケットモンスターDPディアルガ」「ポケットモンスターDPパルキア」が発売されましたが、その翻訳や宣伝告知活動のサポートをしました。

ローカライズ業務はゲームにしろ、アニメにしろ、日本語の内容をそのまま韓国語に翻訳するという単純な作業ではありません。
例えばポケモンの名前にはそれぞれ由来や背景があります。ですから、日本の名前をそのまま使ったとしても、韓国のユーザーには意味や語感が伝わらず、ピンと来ないものもあります。やはり名前ひとつでゲームやコンテンツすべてに対する親近感が変わってきますから、韓国にあった名前をひとつひとつ考えながら作っています。
ピカチュウは全世界でピカチュウ!
ピカチュウは全世界でピカチュウ!
アニメについても言葉づかいや映像を若干手直しすることがあります。やはり韓国の子どもたち、親御さんに楽しんで見て頂けるようにしないと意味がないですから。ただし、原作の意図や主旨を曲げないことも大切ですので、韓国版制作に関しては常に日本と確認を取りながら進めています。 文化的な違いを考慮しながら、ひとつずつ検討して必要に応じて手直しをする作業は意外に大変です。しかし、妥協するとポケモンの世界感を伝えることができません。ポケモンがポケモンであるためには、原作の意図をきちんと保ちつつ、理解して頂くための努力が必要だと思います。
ポケモンファンが集う公式サイトのコミュニティ
ポケモン公式サイト
ポケモン公式サイト
ポケモンのプロモーションの大きな柱はWebとイベントの2つです。ポケモンコリアのポケモン公式サイトではイベントから商品情報、アニメの番組表までポケモンのことならすべてわかるというサイトを目指しています。力を入れているのはコミュニティです。参加者のほとんどが小学生から中学生ですが、中には最初のブームの時からファンでいてくださっている大人もいます。コミュニティには幅広い年齢層の人が参加して下さるだけに運営には気を使います。
韓国では日本よりも小さい子どもさんがパソコンを使って、コミュニティに参加されることも多いですね。望ましくない画像や言葉が掲載される可能性もあるので、アップされているものにはすべて目を通し、ふさわしくないものは削除、あるいは投稿者に注意を促すなどの取り組みをしています。コミュニティは自由度があればあるほど盛り上がりますが、管理は必要ですのでそこがジレンマですね。子どもから大人まで問題なく楽しめるコミュニティをどうやって作るかが、今の課題です。
大盛況だった2008年ポケモンイベント
昨年のゲーム発売に合わせて行ったイベントは、任天堂さんと一緒に開催しました。場所は新道林(シンドリム、地下鉄2号線)のテクノマート近くで、計4回ともに盛況で、中には1日で2,000人を越える来場者もありました。ポケモンの夏のイベントで何万人も集まる日本と比べると規模に差がありますが、人数だけで単純に比較する時期ではないと考えています。

イベントではユーザーのゲームカートリッジの中にポケモンキャラクターをプレゼントしています。「ポケットモンスターDPディアルガ」「ポケットモンスターDPパルキア」のゲームでは、ユーザーが主人公となってポケモンをつかまえて集めるのがひとつの目的となっているのですが、通常のプレーでは集められない珍しいポケモンをこのイベントでプレゼントするわけです。ゲーム画面を見ない限り目に見えないものなので、事情を知らない人にはよくわからないものですが、ゲームをしている人には嬉しいもので、開場前に500人くらいが列を作っていたこともありました。
ポケモンは友だちをつなぐコミュニケーションアイテム
韓国で人気のフィルムブック
韓国で人気のフィルムブック
任天堂さんのDSは本来ひとりで楽しめるものですが、ポケモンの場合はDSの通信機能を利用してポケモンの交換や対戦ができます。イベントの日もポケモンを受け取った後、多くの人が会場に残って、友だちやそこで知り合った人どうしでポケモンを交換しあっていました。私が知る限り、韓国のイベントは舞台を設置したショー形式が多く、ことゲーム関係ではこのようなイベントはないと思います。ですからポケモンを通じて、新しいコミュニケーションが生まれているのを見た時は嬉しかったですね。

実はゲームソフトを出す時に韓国では無料のオンラインゲームが盛んであったことから、カートリッジを購入しなければならないポケモンが受け入れられるかという心配もありました。しかし実際やってみると、オンラインゲームとは別のものとして受け入れて下さったようです。形態ではなく、ゲーム性やキャラクターの魅力が皆さんに楽しんでもらえるポイントだという思いを強くしました。
日本ではよく目にするポケモン関連商品は韓国ではまだこれからの段階です。商品を企画・製造・販売するライセンシーもまだポケモンをよくご存知でない。日本ではこれまでの積み重ねがありますし、担当者のお子さんがポケモンファンだった、ということもよくあります。当然ですが、韓国のライセンシーはゼロから始めるので私たちがひとつずつ確認してアドバイスしていかなければならない。でも、しばらく経てば自然と理解が深まって、難しいところは減っていくと思います。
現場の意見、自分の意見、ふたつの意見の間で
社内のスタッフは私を除き、すべて韓国人ですが幸運にもスタッフに恵まれ、仕事は非常にやりやすいですね。日韓のギャップはありますが、受け入れながら楽しく仕事をしています。本当にスタッフのお陰です。スタッフの中にはポケモン大好きな人もいれば、入社まで知らなかったという人もいますが、逆に知らないことが新鮮なアイディアを生むことがありますから、今はそのバランスがうまくとれていると思います。
以前、よく言われたのは「怒るときは怒れ」ということです。日本では丁寧に怒るというか(笑)、淡々と説明して、今後よくしていきましょうと言って締めていましたが、韓国では感情をはっきり示さないとうまく伝わりません。怒っていなかったことになる。実はそれは日本でも同じなのかも知れませんが。
日本人が一人ですから、周囲が私の意見を受け入れてくれるのか、不安になるときがあります。やはり韓国の皆さんを相手にポケモンをアピールする仕事なので、基本的には現場の意見、韓国人の感覚が重要です。私の意見や判断は日本での経験則を元にしているので、韓国で説得力を持つのか、自分の感覚があっているのか不安で、ずっと悩んでいました。でも、最近は2年間の韓国での経験から、現場の意見を採用するか、自分の意見を通すか、なんとなくわかってきたような気がします。
社長の言うことは聞かない?!が社長の方針
私は代表理事(日本では社長にあたる役職)ですが、韓国という面では素人ですし、スタッフの協力なしには進めていけません。私がいつもスタッフに言うのは「自分の頭で考えろ」ということです。私の意見を無条件に聞くのではなくて、よく考えた上で、納得できなければ私を説得してください、と言っています。

目上の人間を尊重するという気風が韓国にはあるので、社長命令は絶対だと思っている社員も多かったですね。それは違うと言い続けたお陰で、それぞれが自分で考えて動いてくれるようになって助かっています。最近はどうやって皆を説得しようかと悩むくらいです(笑)。株式会社ポケモン自体が自由な発想や雰囲気を許す会社なので、その空気もありますが私の韓国でのスタイルだと言えます。

この2年は本当に試行錯誤でしたが、スタッフも含め体制が整ってきました。これまでもポケモンの認知度はそれなりにあったのですが、昨年の後半くらいから、関心が高まっていることを肌で感じるようになりました。ようやく土台が固まって、思い切り色んなことが試せる時期に来たと思っています。今年はこれまでで一番楽しい年になるんだろうなと思います。
インタビューを終えて
「韓国の子どもたちはネットが発達しているし、勉強熱心だから、おもちゃを買わない、外でも遊ばないと思って来ましたが、そうではない。日本の子どもたちと同じでした。」先入観を持たずに韓国に来て、自分で見て、感じたことを本当だと思ったらいいのでは、とおっしゃる長谷川さん。スタッフのほとんどが日本語堪能なため、韓国語はタクシーとレストランの注文程度とおっしゃっていますが、人の意見をよく聞き、尊重するという姿勢が異文化でのビジネスや生活を楽しく、充実したものにしているように感じました。日本を代表するキャラクター、ポケモンたちが韓国の人たちにもっと愛されるように、これからのますますのご活躍をお祈りしています。
株式会社ポケモンコリア
株式会社ポケモンが出資する韓国現地法人。韓国内のポケモンブランドをマネージメントする会社として2006年に設立。事業内容はプロモーション(Webプロモーション、イベント)、ゲームソフトローカライズ、ライセンスビジネス。
住所:ソウル市江南(カンナム)区 清潭洞(チョンダムドン)89-10セミョンビル4階
電話番号:02-3448-0400
ホームページ:http://www.pokemonkorea.co.kr
  最終更新日:09.02.23
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