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第26回~関康夫さん(日本大使館領事部)

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旅行者にとってはパスポートの紛失やトラブルに巻き込まれた際など、在住者にとっては在留届パスポートの切替申請、婚姻届や各種届出の申請、在外選挙人登録など、重要な手続きの際に利用するのが日本大使館領事部。また海外では言葉も通じず、どこに相談してよいか困ることも多いもの。そんな時、頼りになるのが邦人援護班の領事相談員、関康夫さん。領事相談員は領事業務だけでなく、邦人の幅広いニーズに応えるために設置された役職で、関さんは旅行者、在住者を問わず、毎日、多くの質問や相談に応じておられます。果たして領事相談員とはどんなお仕事なのか、アメリカ大使館、鍾路区庁、国税庁など、官庁が連なる光化門(クァンファムン)の日本大使館領事部でお話を伺ってきました。

名前 関康夫(せきやすお)
勤務先 在大韓民国日本国大使館領事部
勤務先 邦人援護班(領事相談員)
年齢 41歳(1967年生)
出身地 静岡県
在韓歴 1年4ヶ月
経歴 大学在学中に外務省在外公館派遣員として、2年間、韓国の日本大使館に勤務。卒業後、医療機関などの勤務を経て、2007年10月から現職。
領事サービス向上を担う民間ボランティア「領事相談員」
領事相談員は正式には「領事シニアボランティア」と言います。任期は最長3年で、外務省の職員ではなく、全くの民間ボランティアです。応募資格は40歳から69歳まで、民間での経験があること、赴任を希望する国での駐在経験があることです。

書類審査の後、語学の試験と面接を経て採用となり、研修を経て、赴任となります。領事相談員は大使館に寄せられる数々の相談に対応するため、2005年に発足した制度です。現在は在留邦人が多く居住する海外の10公館に各1名が配置されています。
2009年にはさらに5公館に配置される予定で拡充傾向にあります。領事相談員が配置されるまでは、業務に支障のない範囲で領事部が相談に応じていました。しかし、相談に丁寧に応じれば領事業務に支障をきたし、業務以外の相談は受け付けないとなれば在留邦人支援とは言えず、というジレンマがありました。そこで、領事サービスの向上を目的として民間という立場で利用者の視点に立って、様々なお手伝いをする領事相談員という制度ができました。
来館者から気軽に声をかけてもらえるように
私の仕事は待合室にいて、来館される方々にお声かけをし、誘導、各種申請書、届出書の記入方法のアドバイスをすることです。

領事館の窓口は防弾ガラスがあり、市役所の窓口とは随分印象が違います。だから私が待合室にいることで、緊張せずに気軽に声をかけていただければと思います。

来館者の方とのちょっとしたコミュニケーションの中から、日頃の悩みや生活上の不便な点などをお聞きすることもありますね。もうひとつの重要な業務は相談メールへの回答。

すぐに回答できるものもあれば、内容によっては領事に意見を求めたり、インターネットであれこれ調べることもあります。

※領事部は2015年7月21日に移転しました。写真は以前のものです。
これまでで印象的だったのは、植民地時代に韓国で幼少期を過ごした方からの相談です。かつての小学校があった場所を知りたいがどうしたらいいかという内容でした。

直接的に当館の業務でなく、すぐに答を出せそうにない難題でしたが、せめて手がかりでもとソウル歴史博物館の資料室で古地図を探してみました。するとソウルが京城と呼ばれていた時代の古地図があり、依頼者に有力な情報を提供できました。
その方は後日、実際にソウルを訪ねて、その場所に行かれたそうです。高齢の方だったのでソウル訪問もこれが最後という気持ちだったそうで、とても満足して頂き、お礼状まで頂きました。とても感謝して下さって、私もお役に立てて、充実感を味わうことができました。
想像のつかないような相談にもじっくり向き合う
本当に多種多様な質問が寄せられ、想像もつかないような質問や相談もたくさんあります。難しいのは事故、事件などのトラブルです。何の権限もありませんから、お手伝いはできません。ご相談に来られるご本人もそこは承知の上で、誰かに言いたかったから、というケースが多いですね。

しかし、日本語のできる韓国の弁護士や警察の窓口など、できる範囲のことはお教えするようにしています。情報提供する際に気をつけていることは、インターネットをはじめとする資料の出典を必ず添えていることです。
誤解を避けるために、ご本人に情報の内容をご確認いただくようにお伝えしています。もちろん、何でも解決して差し上げることはできませんが、手がかりのひとつでもいいので、質問や相談にお応えしたいですね。「これは当館の業務ではありません」という回答は一切しません。それをしてしまうと、私が存在する意味がありませんから。
サービス精神旺盛、プライバシーもオープンな韓国
質問や相談に答えるために、韓国のある機関に問い合わせをするとしますよね。その際、私はイエスかノーかのシンプルな答えでいいのに、一から十まで教えてくれる。そうするうちに話が本題から外れる。ということがよくあって戸惑うことがあります。

基本的には親切心からくるので悪い印象はありませんが、私から「わかりました。もういいです。」と言って話を終わらせてしまいます(笑)。
日韓の違いを感じるのは電話の応対の時です。かけた相手が不在だと、日本の場合、伝言を残すか、折り返しかけてもらうか、第三者に連絡を依頼しますよね。

韓国では不在の場合、第三者がすぐに携帯電話の番号を教えてくれて、直接かけてください、というスタイルなんですよ。名刺にも当たり前のように携帯電話の番号が記載されています。個人情報なのに、そんなに簡単に教えていいのかなと思う時があります。
学生時代の「留職」を経て、再び韓国へ
私は学生時代、外務省在外公館派遣員として当館に2年勤務した経験があります。在外公館派遣員制度は1973年から始まり現在まで続いている制度で、日本の若い人たちに海外で様々な経験を積ませることを目的としたプログラムです。

私は大学時代の専攻が韓国語だったので、留学ならぬ留職で、またとない機会だと思い応募しました。15年位前になります。当時、大使館の中でも一番若かったので、色んな人にかわいがってもらい、助けてもらって仕事をすることができて、韓国での2年間はいい思い出としてずっと心の隅にありました。

その後、日本に戻り、現在の職に就くまでは韓国とは何ら関係のない仕事に携わっていました。私自身も韓国は個人的なライフワークで、仕事は生活のため、と割り切って考えていました。通訳案内業の資格を取った他は数年に一度、韓国を訪れる程度でした。

それが偶然「領事シニアボランティア」の募集を見て、もう一度、韓国に携わる仕事をしようと思うに至りました。再び領事館に戻ってみると当時若手だった職員がずいぶん老けていて(笑)、私も歳を取りましたが、年月を感じましたね。
スポーツ観戦大好き!応援のためなら、どこにでも
当時、私が大学で韓国語を専攻しているというと、何で?と聞かれる時代でした。今の学生はそんなこと言われないでしょうね。

書店に行ってもその他の外国語のコーナーに数冊しかなかった韓国語の書籍が今ではステータスを得て、書店で平積みされていますから嬉しいですよね。未だに信じられない気がします。
昔はシン・スンフン、キム・ワンソン、ヤン・スギョン、ミン・へギョンなど、ポップスや歌謡曲をよく聞きましたが、最近は年齢のせいもあるのか流行を追わなくなり、あまり関心がありません。

韓流ファンの女性たちのパワーは一体どこからくるのか、感心してしまいます。ロケ地として知られる春川(チュンチョン)や南怡島(ナミソム)は私が学生の頃には観光地ではなく、韓国の人にもあまり知られていませんでした。
日はスポーツ観戦をしています。野球、サッカー、アイスホッケーが大好きです。日本にいた時も応援するチームの遠征試合に駆け付けていたので、同じようなことを韓国でもしています。都合さえつけばどこにでも行きます。春川にはアイスホッケーの試合の応援によく行きますが、応援とともに江原道(カンウォンド)名物のマックッス(蕎麦冷麺)を食べるのも楽しみのひとつです。
「韓国は外国、韓国人は外国人」当たり前のことを認識することが異文化への理解に
韓国生活に馴染めず、思いつめて悩んでいる方、そのご家族からの相談がたまにあります。私は心理カウンセラーではないので、適切な対処法を教えて差し上げることはできませんが、個人として私も念頭に置いていることをお話することがあります。

それは「韓国は外国、韓国人は外国人」ということです。地理的に近く、似た文化もあり、顔つきも似ている。つい韓国は日本と同じ、日本人と同じと考えがちです。それにいいところには気づきにくいが、悪いところは目についてしまうもの。
ここは外国だということをしっかり認識して、相手を尊重するという姿勢を持つことが大切だと思います。実際には私がお話するよりも、お話を聞く方が多いのですが「皆さん、同じような悩みをお持ちですよ」と言うと、少しほっとされる方もいらっしゃいます。お一人で悩んでしまう方が多いようですね。
利用者の視点に立って、わかりやすく、ていねいに
私のモットーはわかりやすく、丁寧に。質問をされる方は分からないから尋ねているのであり、分かっていても確認の意味で尋ねている場合もあるので、懇切丁寧に対応することを心掛けています。

私は法律や社会制度などの専門家ではありませんので、内容によっては即答できないこともありますが、相談者と一緒に考えて、問題に立ち向かって、解決の道筋づくりをして差し上げたいと思っています。

今後の目標としては在外選挙制度の広報を進めたいと思っています。すでに来館者への呼びかけ、企業訪問などを行っています。全世界で在留届を出している邦人は100万人とも言われていますが、選挙人登録をした人は10%にも満たない。

義務ではありませんが、海外に住んでいても選挙に参加できる、国民の権利を行使できることを知って頂きたいと思っています。
★関さんおススメのお店★
光化門周辺は再開発が進み、昔ながらの店が次々と移転、あるいは閉店しているのだとか。そんな中でお昼時に近くの会社員で賑わうのはサバ料理の「コジェンイ」。

焼きサバとテンジャンチゲ(4,500ウォン)、焼きサバとキムチチゲ(5,000ウォン)の定食はお値段も手頃。店先でサバを焼いているのと、大きなサバの看板が目印。
「コジェンイ」
住所:ソウル市 鍾路区(チョンノグ)清進洞(チョンジンドン)54-3
電話:02-739-2400
インタビューを終えて・・・
15年ぶりの韓国生活を生き生きと過ごしておられるご様子の関さん。伺えば伺うほど、大変そうなお仕事ですが「大部分の方が、大使館に聞くような内容ではないが、尋ねるところもないし…と困って相談に来られるので、何とかして差し上げたい、手助けしたいという気持ちに自然になりますね」とのこと。質問や相談に対して、真正面から誠実に受け止めておられる姿勢を強く感じました。

趣味のアイスホッケーのお話となると熱が入り別人?のようですが、そんな明るさと前向きなお人柄が相談者を癒してくれるようです。関さんは領事部の待合室にいらっしゃるので(不在時もあり。不定期)ぜひお話してみてください。これからも在留邦人の心強い味方として、様々なサポートをしてくださることでしょう。今後のさらなるご活躍をお祈りしています。
在大韓民国日本国大使館領事部
領事部には査証班と邦人援護班があり、前者は主に日本に長期滞在を希望する韓国人が査証(ビザ)の取得に訪れる所で、後者は在留邦人が行政サービスを受ける所。邦人援護班では主に旅券の申請、在留届、婚姻届、出生届の提出、各種証明書などの発行、有事の際の邦人保護などが主な業務。

住所:ソウル市鍾路(チョンノ)区 中学洞(チュンハットン) 14 ツインツリータワーA棟 8階
電話番号:02-739-7400
ホームページ:http://www.kr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
質問・相談メール:ryojisodan.seoul@mofa.go.jp
業務時間:月曜日~金曜日 9:30~11:30/13:30~16:30
業務時間:(土日・韓国の祝日および一部日本の祝日休み)
交通:地下鉄5号線光化門(クァンファムン、Guanghwamun)駅
交通:2番出口 徒歩9分
※領事部は2015年7月21日に移転しました。
掲載日:09.01.28   最終更新日:15.07.22
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