魅惑の韓看採集の世界 投稿編

やっぱり体の向きと、板前かカリスマ猫か、左手に持っているものがお寿司かコップかくらいの違いで、構図はほぼ一緒ですね。韓国という国で性別も職業も違う一人と一匹が偶然同じポーズで宣伝しているというのは、韓看採集家にしかわからない静かな感動です。

しかしこのカフェ自体どんなカフェなのかが気になります。のりこさんは実際お店にも行かれたのでしょうか？お店のドアを開けてあの猫がいきなりGoodしながら立ってたら・・。

Goodポーズとはまるで縁のないはずの超有名キャラクターがGoodをするという、反則ギリギリの手法でお客の気を引こうとする点は、広告という看板本来の役目を見事に果たしている文句ナシのリアル韓看です。

タイトル通り、キャラクター化されていないありのままのビーグル犬が使われている点から、リアルの一種に分類できる。

食材と店主、看板デザイナーという３者の関係で、言葉を持たない食材は大人の事情によって、常にアワレな姿で矢面に立たされるのが悲しい運命。補身湯屋さんなのに、何を間違ったか｢おいしい犬｣よりも｢かわいい犬｣としてのイメージを押し出して看板を製作することで、逆にそのチグハグさが道行く人の目を引いてしまう一枚。

ちなみにビーグル犬は食用犬ではないので補身湯として食べませんからコリアっ子倶楽部さん、ご安心を。