「忠正(チュンジョン)アパート(1930年)」 ソウル市 西大門区(ソデムング) 忠正路3街(チュンジョンノサムガ) 
地下鉄5号線忠正路駅9番出口を出ると目に入る黄緑色のレトロな建物。
1930年に日本企業である三國商会の社宅として建てられた韓国初のアパートです。
内部はロの字型で各階の廊下が向かい合う構造。
中央は光が差し込む吹き抜けになっていて、防寒用の窓や仕切りのない開放的な廊下がぐるりと囲みます。
忠正アパートは、その歴史的な価値から近代文化遺産としての登録が進められています。
「東大門(トンデムン)アパート(1965年)」 ソウル市 鍾路区(チョンノグ) 昌信洞(チャンシンドン)
セレブが多く入居することで知られる、今でいう江南区(カンナムグ)道谷洞(トゴットン)の「タワーパレス」のように、富と成功の象徴だった東大門アパート。トップスターたちが暮らしていたため、当時は「芸能人アパート」とも呼ばれました。
建物に入ると目に飛び込んでくるのは、独特の雰囲気が特徴的な階段。
アパート内では、ちょっと変わった方法で洗濯物が干されていました。
誰のアイディアか、廊下の手すりに滑車が取り付けられ洗濯ロープがかけてあります。
廊下の端と端を結ぶようにロープを張り巡らし、洗濯物を吊るしているのです。
印象的な構造を持つため、映画やテレビ番組のロケ地として使用されることも多い東大門アパート。
キム・ユンジン主演の犯罪スリラー映画「セブンデイズ」の舞台にもなりました。
「クムファアパート(1969年)」 ソウル市 西大門区(ソデムング) 冷泉洞(ネンチョンドン)
イ・ミンホ主演のドラマ「シティーハンター」の撮影地でもあるクムファアパート。
建設当時は10棟からなる団地でしたが、現在は2棟のみが残っています。
過ぎた時間の長さを物語る朽ちた手すり。
高層階からは仁王山(イナンサン)や北漢山(プッカンサン)が見え、眺めは抜群。
当時「空に一番近いアパート」として売り出されたクムファアパート。
正面からは、天気がよければ南山(ナムサン)やNソウルタワーが望めます。
「西小門(ソソムン)アパート(1972年)」 ソウル市 西大門区(ソデムング) 渼芹洞(ミグンドン)
高層ビル群の谷間に、ずらりと横に伸びる西小門アパートは、奥行き8m、長さ115m。
地下鉄1・2号線市庁(シチョン)駅10番出口の近くに位置しています。
内部は古びていますが、現在もなお高級アパート並みの高値で取引されています。
その理由は、近隣には徳寿宮(トクスグン)やソウル広場、アパートのすぐ後ろは警察庁と、治安や交通の便の良い一等地にあるため。
小西門アパートは長い歳月を重ねてもまだまだ現役のようです。
老朽化し役目を終えつつあるアパートも、アパートが登場し始めた頃は、そこに住むことは誰もの憧れで雲の上の存在でした。
映画館やスーパーを内部に備えるなど、年々豪華さを増していく韓国のアパート。
現在、最新設備を誇る新築アパートも何十年後かにはきっと、時代の流れを見守りながら静かにたたずんでいることでしょう。
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韓国近代アパート探訪
人々の生活を見つめてきた、あこがれの「アパート」の今。


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