弘大の「三百家」前を通ったら、看板商品の「コンナムルクッパ」ではなく、大豆スープ冷麺「コングッス」写真が大々的に掲示されていました。

「ソリテ」と呼ばれる黒豆スープのコングッスは、他の店でも時々見かけます。が、麵が蕎麦のような「黒麺」というのは、けっこう珍しい気がします。8000→7500という値下げ表示にも釣られ、思わず入店。

午後1時半近い時間でしたが、店内にはそれなりに客がいます。
コングッスを注文しても、クッパ注文時と同じく半熟の目玉焼きが出てきました。「先にお召し上がり下さい」ということは、コングッス投入用ではないのでしょう。

待つ事7～8分で、「ソリテコングッス」が出てきました。
スープは、写真よりも褐色がかった感じの灰色で、黒い細かい粒々入りで、濃厚です。大きめの松の実が数粒載っているというのも、健康オタクの心を動かします。塩味は殆ど付いていませんが、何となくそのまま食べられます。麺は日本の蕎麦より弾力のある食感です。スープが薄まりそうなので、氷を除去して食べ進みました。

「酒ではありません（アルコール0.6％）」という母酒（モジュ。2000Ｗ）も注文。シナモン＆やや漢方薬風味の甘味で、冷たくて美味です。

普通の白コングッスは何度か食べた、という方にオススメの一品です。なお、帰宅後の写真検索の結果「黒くない普通の麺＆あまり黒くないスープ」が出てくる支店もあるようだと判明。支店によって味の差が大きいのはキムパッチェーンだけではないようです…。

最近はソウルにも増えている全州発の豆モヤシクッパ店「三百家」ですが、弘大と合井駅の間にある裏通りでも遭遇しました。←一瞬、カフェか雑貨店かと思いました。

全州でもソウルでも、この店では「コンナムルクッパ」しか頼んだ事がありませんが、今日は連れと２人で「社長様クッパ」と「真鍮器のビビンバ」（各8000ウォン）を注文。

さらに、卓上に置かれたウンチク小冊子を見たら「母酒：酒ではありません（アルコール0.6％）」とあるので、これも１杯飲むことにしました。

はじめにキムチ、半熟目玉焼きと海苔、母酒が出てきて、女性店員が「卵を先にお召し上がり下さい」と言います。クッパやビビンバに投入するのではない、という意味でしょう。

別の店員嬢が、私が頼んだビビンバを卓上に置きつつ「器が熱いのでご注意下さい」と言います。確かに、石焼ではないのに器は熱かったです。注意は韓国語のみなのでご注意下さい

モヤシ＆ネギ入りスープ付きのビビンバは、メニュー写真に載っている「銀杏2個」が無い事を除くと、なかなか美味でした。なお、春夏と秋冬で具材が少々異なると注意書きがあり、たとえば、今日載っていた「エホバク（韓国カボチャ）」は春夏にはキュウリになったりするようです。

イカやアサリ、乾しダラ（たぶん）が入った「社長様クッパ」は、卵入りでした（この店は、クッパを頼むと食事１回で卵を２個食べる事になります）。私は食べていませんが「魚介スープで淡白だが水っぽくはなく、美味しかった」そうです。

チムタクや唐揚げなどの鶏メニューや、緑色の餃子などもあり、あと1人ぐらい連れがいる時に頼んでみたいと思いました。

※本店や直営店は24時間営業ですが、ここは「午前11時オープン」のようです。