暑さも一段落した9月の韓国では、悲しいことにパッピンスを終了する飲食店も出てきました。
「週末にでも食べよう」と思っていたら、8月31日(金)に終わっていた・・・という無念も、先週すでに経験しています。
そんなある日、新村の「Natuur」で、ピンス3種の写真に遭遇。
入口前にひっそりと案内を出すチェーン店が多い中、ずいぶん巨大です。
そして、案内写真が「価格非表示」で、店に入るまで金額が分からないコワい店(例:このNatuurのすぐ近くのA TWOSOME PLACE)も珍しくないのですが、この写真には「ナチュールピンス W6500」と大々的に価格が記載されています。
「緑茶ピンス」を頼むつもりで店に入ったのですが、パッピンスの小豆あんに「透明感のあるキレイな緑色の何か」がちりばめられているのに目がとまりました。
「ふつうに考えて、何かの豆だろう」「キレイな色だが、感動的に美味しいトッピングではないはずだ」
・・・と分かっていながら、予定を変更して「パッピンス」を注文してしまいました。
店内は満員で、仕上がり待ち用ブザーを渡されたのですが、さほど待つこともなく(2~3分?)注文の品が登場。
ピンス3種は、チェーン店のパン屋やカフェと似た「大きめの透明鉢」入りです。
2階席にいた6組のピンス客(カップル3組、女性2名が3組)がいずれも2人で1つを食べていたところを見ると、「2人サイズ」だと思われます。
氷はフワフワ系でなく、古典的なかき氷の粗さです。
アズキあんは「特にこだわりの手製」という味ではなく、「透明感のあるキレイな緑色の何か」は予想通り、普通な味の豆でしたが、この透明豆の存在によって、気分的に少し盛り上がりました。
本業がアイスクリーム店だけあり、バニラアイスは美味でした。
この店でちょっと感心したのは、店員嬢の接客です。
レジに待ち客がいなかった(店内は満席だったのですが・・・。みんな長居していたのでしょうか?)こともありますが、会計時に「Hana SKカードかロッテカードはお持ちですか」と訊かれて「あったかな、えーとえーと」と財布や荷物を漁る客(私です
)にもイヤな顔もせず静かに待機。
また、「ピンス類はいつ頃まで出しているのですか」という質問にも、よどみなく即答でした。
一人客に「お一人様ですか」と訊いた上で、スプーンを2つ出してくる店が多い中、「スプーンはお一つでよろしいですか」という確認の後、ホントにスプーン1本が出てきたのも、個人的には好感が持てました。
なお「ピンス類はいつ頃まで」の答えですが、「10月末まで」と、けっこう長期間です。連れのいる時に再訪して「緑茶ピンス」にトライしようと思ったのでした。