江原道料理といえば、マックッス、野草「コンドゥレ」入りご飯、そしてジャガイモ団子スープ「カムジャオンシミ」です。どれも、感動の美味!というより、寒村風の料理ですが、個人的には結構好きです。特に「カムジャオンシミ」は出している店が少なく、メニューにあると思わず注文してしまいます。
鐘閣の「パルンシッ シゴルポッサム&カムジャオンシミ」は、店名通り、けっこう大々的にカムジャオンシミを出しています。コンドゥレ釜飯とかポッサム定食もあるのですが、やはりオンシミ(7000ウォン)を注文。
※オンシミは、「夕食時はポッサム注文時のみ注文可」と注意書きがありますが、昼食時は単品注文可能です。
待つこと7~8分、おかず数種と共に「オンシミ」が来ました。すいとんやウドンと同様、「主食」扱いなのか、白飯は付きません。
和訳の「団子」という単語から、小麦粉、餅米粉または上新粉のような白っぽい姿を想像しますが、実際は透明感のある薄灰色です。何に似た外観かといえば、コンニャクや「くずきり」です。
食感は、ややデンプン系というか、ブヨッ、グズッとした、これは本当に主食なのか?という感触です。店によって個体差はありますが、「美味しいのか不味いのか、どうも釈然としない」点は共通しているように思われます。なお、スープはいりこベース(?)にシイタケや野菜など入っていて、マイルドで良い感じです。
おかずは、チャプチェは若干の手抜き感がありましたが、他の4品はわりと美味でした。7000ウォンの昼食としては、まあ悪くありませんので、定番韓国料理はひと通り体験された方、ダマされたつもりで一度お試し下さいね