弘大入口駅3番出口方面で、入口に風船アーチや観葉植物が飾られたスンデ店に遭遇。「25年伝統」とありますが、状況的にはどう見ても「新装開店」です。通過しようとしたのですが「サゴル(牛骨)スンデ」という違和感ある名称と(スンデは豚
なイメージがあるので)、「ウスンデクッ(=牛スンデスープ)」というメニュー写真に足が止まり、入ってみました。
寒い平日の昼2時過ぎでしたが、3組ほど先客がいます。茹で肉とスンデの付いた「牛スンデクッ定食(8900ウォン)」も気になりましたが、牛スンデクッが割引価格で5900ウォンとあるので、とりあえず単品で注文。隣卓に来た中年男性2名が「ウスンデクッが一番美味いらしいぞ」と話しているのが聞こえ、何となく安心しました。
卓上の白菜キムチと大根キムチを切って食べつつ待つこと約3分。注文の品が出てきました。
わりとあっさり味の白濁スープの中に、柔らかめのスンデと、春雨、ネギ、そして「ユッケジャンなどに入っている雰囲気の牛肉」が入っています。牛肉は、私の近くの席でビニール手袋着用の店員女史3人が作業に励む様子を見るに、自然にほぐれたのではなく、手作業で一口大にむしったものと思われます。豚肉や豚の内臓・耳皮などの具材に慣れていると「これで良いのだろうか??」と首をかしげる食感ですが、料理としては美味です。
トバギ(=地元っ子)という店名を見るに、社長は弘大付近の出身でしょうか(ぜんぜん無関係かもしれませんが)。チェーン店募集中のようですが、現在はまだ支店はないとのこと。「牛サムギョプサル」のチェーン店はわりとヒットしていますが、「牛スンデクッ」チェーンが成功するか、興味深いところです。