コッテリ好きのラオタ(=ラーメンオタク)である私は、新しいラーメン店、特に豚骨系の店を見ると思わず入ってしまいます。コネスト掲示板で、弘大に「京都一乗寺ラーメンの店」がオープンと知り、さっそく1人で訪ねてみました。
時刻は平日の午後1時頃。飲み屋や焼肉店(昼間は閉まっている)が多い地区ゆえか、周囲の人通りは多くありません。店自体の混雑状況を見ると、店内は50%程度、テラスは6割程度の入りです。
案内されたカウンター席に置かれていた日本語メニューを見ていると、店員嬢が韓国語メニューを持ってきてくれました。「あ、日本人なので、これでいいです」と韓国語で言ってみたところ、実は店員嬢もネイティブ日本語話者でした
スープ:とこ豚骨(醤油) 麺:中太ちぢれ麺 スープの味:濃いめ
ニンニク・モヤシ・ネギ:全部「多め」
で注文。←現在、オープン記念価格で5000ウォン。
客の数に比べてスタッフの人数が多く、ちょっとスタッフ同士の雑談が目立ちましたが(今いるのは『オープニングスタッフ』で、平常時はもう少し店員さんが減るとは思いますが)接客はまあ悪くありません。
待つこと5分弱で注文の品が出てきました。
コッテリの「とこ豚骨」は、アッサリ和風の「醤油豚骨」「塩豚骨」よりスープの量が少ないようです。ぬるくはないですが、熱々でもない温度で、雰囲気は微妙に「つけ麺」風でもあります。
そして、スープが少ないところに、モヤシとネギを多めにしたためか、意外に野菜っぽいサワヤカ風味になってしまった気が・・・。「ギトギト好き」な方は要注意かもしれません。
結論として、濃厚な外観のわりに「すごくコッテリ」ではない感じでした。
レジの近くには名刺大の「オープン記念割引クーポン」が置いてありました(いつまで配布予定なのか訊き忘れましたが)。
「6500ウォン→5000ウォン 有効期間 2012年12月31日」とあります。
1人1枚の持参が求められる割引券も多い中、このクーポンは
「※本クーポン1枚で、一行全員の割引特典が受けられます」とのこと。
なかなか優秀です。
なお、通常価格らしき「6500ウォン」は、この地区の日本式ラーメン相場(7000ウォン)や、日本の「豚人」やグループ店のラーメン価格(700円前後)よりお得です。
ところで、「京都一乗寺ラーメン」と名乗るこの店ですが、店内の支店一覧表や、クーポンの顔写真&サインの人物「ナカオリョウスケ(中尾良介)」氏が代表を務める「なかまるグループ」のサイト
http://menyanakamaru.web.fc2.com/
を見るに、実質的な拠点は「滋賀県」です。
弘大エリアには「松江ラーメン」や「佐賀ラーメン」の店がありますが、いずれも松江や佐賀に本店があるわけではないようです。「本場の滋賀ラーメン」、ソウル有数のラーメン激戦地である弘大で勝ち残っていけるか興味深いところです。