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ソウル路地裏案内(1) 文来洞「芸術創作村」インタビュー

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インタビュー:キム・ガン氏(アーティスト、“芸術と都市社会”研究所代表)
ある文化関係者によれば、文来洞には2つのタイプの芸術家がいるという。外にも内にも自ら主張し、声を上げる活動的な人たちと、黙々と各自の作品を作る人たちだ。それに従うならば、話を伺ったキム・ガン氏は、おそらく前者といえる。美大卒業後に美術大衆化運動などを展開し、2001年より渡仏。現地にてスクウォット(空き家などを占拠し、所有や資本主義の概念を問い直そうとするオルタナティブ文化活動)に出会い、帰国後に結成した「オアシスプロジェクト」を通じて、韓国でスクウォットを実践した経歴をもつ。文来洞に来て以降は「“芸術と都市社会”研究所」や共同展示場「LAB39」、「文来芸術工団」など多くの活動に関わっている。“生”と芸術との関わりを追究し続け、社会に、路上にテーマをもつ彼女が見つめる「芸術創作村」とは、一体どのようなものか。

いくつもの理由が重なり文来洞へ
キム・ガン氏と仲間の芸術家が文来洞で活動を始めたのは2007年。賃貸料が安く、自由に空間が使える点はもちろんだが、文来洞で活動を始めたきっかけはそれだけではないという。
「私たちはスクウォット活動のほかに、芸術や“生”を別の形で表現する方法を考えていましたが、文来洞は賃貸料も安く、知り合いの芸術家が一緒にネットワークを作ろうと提案したこともあり、文来洞で実験をすることにしました。ここが再開発予定地だと知っていたので、芸術を通して別の方向を模索できないかという考えもありました。それらいくつもの理由が重なり、文来洞で活動を始めました」 もっとも、それまでにも鉄鋼団地界隈には何度か訪れていたというキム・ガン氏。文来洞は、第一印象から彼女のインスピレーションに訴えていたようだ。
「活気溢れる鉄工所の職人の姿がとても気に入りました。外側だけ見たら古びて、消えゆくもののように感じられるかもしれないですが、実際は職人気質に満ちたエネルギーがあります。それが、コンテンポラリーアートの秘めるものと合致する気がしました」
芸術家、生活者として存在感を示せるよう
近年、文来洞の鉄鋼団地一帯は、芸術創作村という1つのコミュニティとして話題に上るようになった。そうした変化の中に、キム・ガン氏とそのグループの活動も関わっている。次第に人が増え始めた2007年12月、彼女は仲間と共に「文来芸術工団」という集まりを作った。目的は、近くに住みながらも互いを知らない芸術家同士の交流に加え、文来洞にある問題の共有と、解決方法の模索。背景には周辺の再開発の動きと、それに対する正確な情報の不足があげられた。
「私たちは再開発の問題が出たら追い出される立場です。国の決定に対して受動的になるだけでなく、地域の主体として、自ら考えを表明しなければならないと思いました」
内側に向けては各作業室をまわりながら情報交換をして、同じコミュニティの者だという意識づくりを行なった。また文来アートフェスティバル、地域の人向けのオープンスタジオなどを企画、文来洞の芸術家の存在を外にアピールした。ソウル市主催で2010年に開館したアートファクトリーに関しても、芸術家の声を取り入れた支援施設になるよう、行政側との話し合いに積極的に参加したという。「支援されるとは、オフィシャルな存在になるということです。
そうなったら、開発の件がもちあがったときにも芸術創作村のことを考慮しないわけにはいかなくなる。芸術家に有利になりますよね」
開始から2年以上がたった「文来芸術工団」の活動について、「うまくいったわけではありません」と彼女は振り返る。メンバーが忙しいこともあり、組織は円滑に動いていないという。だが「芸術創作村」に対する世間の認知度が高まったという事実は、彼女らの活動の1つの成果だといえるだろう。
過去・現在・未来が共存 文来洞は「生の実験場」
芸術創作村で活動を続けるキム・ガン氏。2007年以来過ごしてきた文来洞について、どのような思いを抱いているのだろうか。それを知るヒントは彼女の「芸術感」にうかがうことができた。
「韓国は断絶が激しい社会です。これまであったものが全部壊されて別のものができる。すると過去の記憶や思い出までも消えてしまいます。そういう状態では、人々は生きていることに無力感を感じるでしょう。私は、芸術とは、生きることに対してお金ではない別の価値を提供することだと思っています。芸術家として、また文来洞で土地を借りる生活者として、人々が大切に思っていることがどうすれば未来に続くか、ここで大勢の人と話がしたいのです」
彼女の活動、そして目指す芸術は、社会や人々の生き方と密接に関わっている。逆にいうと彼女にとっては、芸術に関わること自体が生きているということだ。
「産業が変化した現在、文来洞のような場所は、まるで過去を消すかのように、取り壊されようとすることがあります。
しかし都市とは、過去・現在・未来が共存すべき場所だと思います。そうしたつながりがあればこそ、未来の世代は、どのようなものの上に現在があるのかわかる。かつてソウル市や韓国社会を活性化させた文来洞は、都市における時間の共存を最もよく見せてくれる場所といえるでしょう」
過去と共にある現在、そして未来。芸術を通してそれを模索し続けるキム・ガン氏にとって、文来洞はまさに「生の実験場」だ。
芸術創作村 活動紹介
SORO
分野横断的な芸術活動を試みるグループ。2005年以来、文来洞にアトリエを構えている。Performance Art Network ASIAという、アジアの芸術・文化のネットワーク作りも行う。
境界なき芸術センター
「限られた人だけでなく、誰でも芸術に触れられるように」と、路上で積極的にパフォーマンスを行う。国内外で積極的に活動展開。文来芸術フェスティバル、汝矣島(ヨイド)桜祭り等でも公演。
鉄工アーティストと工場主人
「文来洞の雰囲気に触発されて」鉄材から作品づくりをしている芸術家(写真は彼女の作品)。作品作りについて相談するのは、気さくで、芸術村の活動に積極的な工場の主人に。
共同工房
アーティスト同士が資金を出して空間や道具を使用できる共同工房。地下スペースは各種イベントや展示、ミーティング等に使用される。日韓気鋭の写真家による展示会も開かれた。
(写真提供:NONAME NOSHOP)
芸術家たちの登場によって、文来洞は名前の通り「文化の来る」場所になったという話を聞く。だが「古びた鉄工場街を、芸術家たちが文化で復活させた」という単純な図式ではないことは、芸術家たちの言葉からも、実際の路地からも読みとれる。鉄工場が持つ時間の重みと働く人々の活力。その土台の上で、芸術家が文来洞の存在を表現し、新しい色を添えた。鉄工場と芸術家、それぞれの生きたエネルギーが交わる路地。それが、文来洞3街「芸術創作村」の魅力なのである。
※本企画でご紹介した路地は一般の人々の生活の場です。ご関心をもたれた際は、プライバシー等に対する十分な配慮をお願いいたします。
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ソウル路地裏案内(2) 西村一帯
PHOTO GALLERY「鉄工場とアートの街、文来洞」

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  最終更新日:10.02.12
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