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ソウル路地裏案内(1) 文来洞「芸術創作村」

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ソウル市永登浦(ヨンドゥンポ)区、文来洞(ムルレドン)3街。近年開発が進み、商業施設やアパートが並ぶ永登浦地域において、昔ながらの町工場が残る鉄鋼団地一帯である。広さ約3平方キロ、小さな離島のように周辺の住宅地から浮かんだこの界隈は、「韓国で唯一の」場所として知られているという。その理由は、「鉄工場と芸術家の不思議な共生」にあった。

汗一滴に希望が見える 全国有数の鉄材団地
1960後半~70年代の韓国は、高度成長に向けて加速を始めていた。鉄鋼業を中心とした、第二次産業の活発化。中でも永登浦区文来洞には、小・中規模の工場から大手製鉄会社の加工所まで、鉄工場が集中した。その数は多いときで800あまりにものぼる。「韓国の鉄材は文来洞を通る」といわれるほど、一帯は国内有数の鉄鋼産業地帯として名を馳せた。鉄と、機械油のにおい。大型トラックがひっきりなしに行き交う路地。仕事は過酷で、常に危険と隣り合わせだが、流れる汗に明日への希望を抱き、全国から多くの労働者が集まった。

芸術創作村というコミュニティ
現在、鉄工場界隈で活動を行うアーティストの数はおよそ70戸、150人くらいだといわれるが、正確な数はわからない。視覚、公演、作家、企画、DJ、バンド、マイム、国楽、韓国舞踊。分野は多岐にわたり、年齢も国籍も多様だ。日本人アーティストもいる。だがこのように人が増えたのは2007年から2008年以降だという。
時代の転換と芸術家の“自生”
しかし、時代は刻々と変化する。1990年代から本格化した産業構造の転換に、人件費が廉価な外国の生産工場の台頭。90年代後半の経済危機。かつて永登浦駅から新道林(シンドリム)駅まで続いた一大鉄鋼団地を後にする人は、次第に増えていった。工場跡地に建設される新しいビル。それでも機械は完全に動きを止めたわけではない。200ほどの工場と共に残った人々は、空き部屋を持て余しつつも、長年続けてきた生活を黙々と守り続けた。
空いた空間と、古びた鉄工所が放つ独特の魅力。それを見逃さなかったのが、若き芸術家たちだ。工場周辺は、特に鉄を作品に使う芸術家には格好の材料調達場。かねてより出入りがあった。また民家が少ない鉄鋼団地では、比較的自由に活動ができる。建物は古く不便も多いが、市内相場の5分の1程度で借りられる賃貸料も魅力だった。2000年代初め頃から、鉄工所の上階に作業室を借りる芸術家が現れ、ぽつりぽつりと芸術家の“自生”が始まった。
理由の1つは、芸術家同士の草の根的なネットワーク。だがそれ以外に、彼らの積極的な活動展開とメディアの存在が挙げられる。2007年以降毎年開催されている「文来アートフェスティバル」など、一部の芸術家が中心となり様々な活動が行なわれ、テレビや雑誌などの大型媒体がそれを追った。文来洞鉄工場の界隈は、「韓国で唯一の自発的芸術コミュニティ」として、世間に広まっていった。
芸術家と職人 再開発を前に「立場は同じ」
芸術家という、新しい種類の人間の“増殖”に、鉄工場の人々の反応は様々だ。反発する者、無関心な者はもちろんいたが、好奇心をもって見る者も少数ではなかった。存在が見慣れてくると互いに挨拶を交わすようになり、芸術家が開いたイベントがきっかけで、一緒に酒を飲んだりもする。そうやって新旧の住人は徐々に距離を縮めていった。仕事場の壁に絵を描いてほしいと自ら頼む工場主も現れた。芸術家は、日々鉄と格闘する工場の人々から強烈な生気を受け取り、職人たちは、見慣れた路地に新たな風が吹き込まれるのを感じた。
同じ界隈の住人。それ以外にも芸術家と職人をつなぐものは存在した。幾度となく浮上する、再開発だ。一帯が取り壊されて活動の場がなくなるのは、芸術家だけではない。工場も別の持ち主から土地を借りている場合が多いためだ。その意味では、業種が違えども両者の立場は同じだった。外に向けた芸術家の動きには、再開発を意識した「文化による主張」の意味もあった。生活に忙しい職人たちは、共に動いたわけではないが、作業を続ける背中で活動を後押しした。
市の支援 そして新たな段階へ
2010年1月28日、芸術創作村から少し外れた文来洞1街界隈は、いつもと違う賑わいを見せていた。ソウル市主催、若手
芸術家の支援施設「文来芸術工場(通称アートファクトリー)」が開館したためだ。これは芸術による都市活性化を目指す「ソウル市創作空間」プロジェクトの一環によるもの。間接的ではあるが、芸術創作村への行政支援が始まったのだ。同プロジェクトは市内に6箇所の文化支援施設をもつ(2010年1月時点)が、実は「文来洞芸術創作村を知ったことが、プロジェクト発足のきっかけとなった」という。「ソウル市創作空間」プロジェクト発足は2008年。芸術創作村の存在が広まりつつあった頃だ。
新たな段階へ向かい始めたように見える芸術創作村。だが取り巻く意見は様々だ。ある芸術家は語る。「今後は再開発とは違う意味で、文来洞は実情と別方向へ進んでいくかもしれません。一部の“芸術”イメージだけが目立ち、金勘定の対象となる。それが加速すると、これまで築かれてきた“交流”は“交換”に取って代わられるでしょう」。文来洞の路地が今後どういう道を辿るのか。それは韓国社会に、そして文来洞に関心を寄せる全ての人々にかかっているかもしれない。

地下鉄2号線文来(ムルレ)駅7番出口から直進すると、左側に鉄工場が集まる界隈が見える

ポッキルネ食堂(地図4) ▲
文来洞で30年あまり営業を続けている大衆食堂。仕事帰りの工場主や、芸術家の憩いの場所である。いまや店のシンボルマークともなった壁画は、芸術創作村のアーティストによって描かれた。
文来芸術工場(地図5) ▲
ソウル市創作空間プロジェクトの一環で作られた、芸術家支援施設。展示場や録音室、公演場など各種設備が揃う。若手アーティストのための助成プログラムも実施(電話:02-2676-4300)
芸術創作村情報ボックス(地図1) ▼
芸術創作村の入口の道に置かれた情報ボックス。各種アーティストの活動や展示関係のパンフレットなどを自由に入手できる。
ギャラリー「VECTOR SPACE」(地図3) ▼
2010年1月オープン。文来洞界隈で表現の場を充実させようと、2人の芸術家により作られた。各種展示を受け付ける。13:00~18:00、月曜休、無料観覧可(電話:02-2631-1108)
看板プロジェクト(地図4) ▲
アーティストが自らの存在をわかりやすくするため、作業室の前に作った看板。芸術家が発案し、ソウル市が事業を支援。現在30ほどの個人、グループが参加し、芸術創作村に点在している。
1.日中は工場で働く人々が路地の主人公
2.芸術家の姿は普段あまり見えないが、「匂い」はあちこちに漂う
3.工場の鉄材も、見方によってはアート作品のよう
4.文来洞3街一帯を俯瞰。背後には最新のビルが控えている
5.夜になり、工場のシャッターが閉まると別の表情が浮かびあがる
アーティストインタビュー&活動紹介
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  最終更新日:10.02.12
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